劇場版20作品目にして映画20周年となる『映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ! オラと宇宙のプリンセス』初日舞台あいさつが14日、都内で行われ、ゲスト声優のココリコ(遠藤章造・田中直樹)、土田晃之、藤井隆、主題歌を務める渡り廊下走り隊7らが出席した。

渡り廊下走り隊7のメンバー。左から、小森美香、浦野一美、多田愛佳、仲川遥香、菊地あやか、岩佐美咲 拡大画像を見る

同作は、臼井儀人原作の人気TVアニメの劇場版20作目にして、映画20周年作品。シリーズ初の宇宙を舞台に、妹のひまわりと喧嘩したしんのすけが、ひまわりをヒマワリ星に渡してしまう宇宙契約書にサインしてしまったことから起る、地球を巻き込む大騒動を描く。

舞台あいさつには総勢20人が出席

しんのすけのお尻が好きという渡り廊下走り隊7。浦野一美は「お尻が好きなので、"渡り廊下お尻隊"にして、お尻を売りにしていきたい」と提案。多田愛佳も「美尻を押していきたいね」と同調するも、具体的なプランを聞かれると「今のところない」とメンバーたちと共に首をかしげていた。

映画20周年にかけて、芸人生活20年のゲスト声優として参加した芸人勢。遠藤は「この20年は離婚とか紆余曲折あったけれど、作品に携われて嬉しいですね」と喜び、相方の田中は「この4人中2人がしゃくれているけれど、一生懸命やりました」と気合十分。4人の子を持つ土田は「声優はやらないようにしたけれど、埼玉出身で縁もありますから」と引き受けた理由を説明するが「収録しているときに田中が酷いと思ったけれど、出来上がったら自分が一番酷くて吐くかと思った。これが最初で最後」と笑わせた。やる気がありすぎてマイクの前に出て声を当ててしまったという藤井は「20年とはいわず、40年、100年と続いてほしい」とエールを送った。

しんのすけの声を20年間務めている声優の矢島晶子は「最初の放送は視聴率4パーセントで、すぐに終わると思った」と感慨深げに語り、みさえ役のならはしみきは「人間は20年経つと本体が劣化するけれど、声だけは劣化しないように」とさらなる気合を込める。ひろし役の藤原啓治は「気がついたら20年。気負わずこのままいければ」と話した。『映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ! オラと宇宙のプリンセス』は全国公開中。