小田急電鉄は24~25日、海老名電車基地にてロマンスカーHiSE(10000形)とRSE(20000形)、通勤車両5000形のさよならイベント「The Last Greeting ~想いは、引き継がれる。~」を開催した。

海老名電車基地で行われたイベント「The Last Greeting ~想いは、引き継がれる。~」

ロマンスカーHiSEは1987年にデビューしたフルハイデッカー車両で、翌年にはブルーリボン賞を受賞。ロマンスカーRSEは1991年にデビューし、小田急線からJR御殿場線へ直通する特急「あさぎり」に使用された。5000形は1969年の就役から40年以上にわたり、同社を代表する通勤車両として活躍してきた。3車種とも今月16日をもって引退となった。

このほど行われたイベントでは、海老名駅そばの海老名電車基地に3車種が集結。多くの来場者がその外観を写真に収めたほか、車内も公開され、長い列ができていた。

小田急ロマンスカーHiSE(10000形)

小田急ロマンスカーRSE(20000形)

小田急を代表する通勤車両だった5000形

引退車両の車内見学もできた

フォトライブラリーの展示も

会場では、Facebookにて募集した写真をもとに作られた「みんなの想い出フォトライブラリー」が展示されたほか、3車種へのメッセージ寄せ書きコーナーも。鉄道グッズ販売コーナーも開設され、記念商品や小田急グッズショップ「TRAINS」の鉄道グッズが販売された。

MSEを使用した特急「あさぎり」。17日より運行を開始した

なお、HiSEとRSEの引退により、小田急ロマンスカーはMSE(60000形)、VSE(50000形)、EXE(30000形)、LSE(7000形)の4車種での運行に。RSEとJR東海の371系を使用し、新宿~沼津間で運転された特急「あさぎり」は、17日より新宿~御殿場間の運転となり、車両もMSEに統一されている。