ランボルギーニジャパンは12日、イタリアの本社であるアウトモビリ・ランボルギーニの2011年度の会計について発表した。販売台数、売上高ともに2桁成長を記録し、とくに販売台数は前年の1,302台から1,602台へと、23%増加した。

ランボルギーニは昨年、フラッグシップ・モデル「アヴェンタドール LP 700-4」も発表した

2011年は世界的な経済危機が回復傾向となり、スーパースポーツカーを製造するランボルギーニにも追い風に。売り上げは前年の2億7,100万ユーロから3億2,200万ユーロへと19%増加。ガヤルドの販売が伸び、フラッグシップ・モデルのアヴェンタドールも投入されたため販売が急増した。

同社は最大の市場としてアメリカ、中国を挙げ、以下イギリス、ドイツ、イタリア、中東が続く。日本市場については、ランボルギーニ ジャパン代表のエジナルド・ベルトーリ氏が、「2011年のガヤルドの販売台数は前年比60%増加しました。アヴェンタドールの受注は現在80台を超えています。今後もランボルギーニにとって日本が重要なマーケットのひとつであることは間違いありません」と述べた。

こうした好調な業績について、アウトモビリ・ランボルギーニ 社長兼CEOのステファン・ヴィンケルマン氏はアヴェンタドールの成功を要因のひとつに挙げ、「その性能と効率の高さ、未来的なデザインにより、知名度においても商業的にも大きな成功を収めた。それはまた、業界の最先端をゆくランボルギーニの新たな技術力を明確に示すものです」としている。