ピン芸人日本一を決定する『R-1ぐらんぷり2012』決勝進出者発表会見が5日、都内で行われ、3,612人のエントリーの中から勝ち上がった、スギちゃん、野性爆弾川島、いなだなおき(アインシュタイン)、大悟(千鳥)、AMEMIYA、キャプテン渡辺、サイクロンZ、多田健二(COWCOW)、友近、ヒューマン中村、ヤナギブソン(ザ・プラン9)、徳井義実(チュートリアル)が出席した。

前列左から、友近、川島邦裕(野性爆弾)、雨上がり決死隊の宮迫博之と蛍原徹、AMEMIYA、多田健二(COWCOW)、後列左から、サイクロンZ、いなだなおき(アインシュタイン)、徳井義実(チュートリアル)、キャプテン渡辺、大悟(千鳥)、ヤナギブソン(ザ・プラン9)、ヒューマン中村、スギちゃん 拡大画像を見る

今年で10回目を迎える同大会。決勝戦は、12人の進出者を4人ずつ3ブロックに分かれさせ、それぞれのブロックで勝者1人を選出する変則トーナメント形式で行なわれる。その後、各ブロックの勝者が最終決戦に駒を進め、優勝者にはピン芸人日本一の称号と賞金500万円が贈られる。この日はトーナメントの組み合わせが行われ、Aブロックには友近、川島、AMEMIYA、多田。BブロックにはサイクロンZ、いなだ、徳井、キャプテン渡辺。Cブロックには大悟、ヤナギブソン、中村、スギちゃんの順で確定した。

トップバッターの友近は「先に緊張が解けるのがいいけれど、豆腐を持って踊るので床がビチャビチャになってしまう。そこらへんが心配」と会場のコンディションを配慮。司会の宮迫から「とりあえずクウちゃんの後は嫌。ネタがやりづらい」と言われた川島は「ナメてる中坊がいるから、ソロバンで頭叩き割ってやる」と独自の世界を展開しながら意気込み、「いつもパンティーでやっているように、細かく刻んで飲み込みたい」と優勝賞金500万円の使い道を明かした。前回準優勝でブレイクしたAMEMIYAは「上は優勝しかないと思うので、優勝したら最後、引退!」とボケるも、芸人たちからボケとは受け取られず、「そんなつもりはない……」と静かに否定していた。

2010年大会では準決勝だった徳井は「なだぎと同点決勝で負けたので、願わくば最終決勝に残って、友近に恨みを晴らしたい」と間接的にリベンジを誓うも、友近は「あれは昔の事ですから」と我関せず。宮迫から「ポパイの荒い下書き顔」と名付けられた独特の顔立ちのいなだは、次にネタを見せる徳井をライバル視しながら「ブサイクキッズの星になりたい」と鼻息が荒いが、徳井から「お前の後、目茶目茶ハンサムに見えるで」と突っ込まれていた。いなだは優勝賞金の使い道について「漫才に支障をきたすので、出来る限り顔を綺麗にしたい。一度顔を捨てる」と切実さを滲ませながら、優勝を誓った。

『R-1ぐらんぷり2012』(関西テレビ・フジテレビ系)は、3月20日19:00より生放送。