日本損害保険協会は22日、4月1日付で「そんがいほけん相談室」「自動車保険請求相談センター」を「そんぽADRセンター」に統合し、相談・苦情・紛争受付体制を一元化すると発表した。

同協会は現在、東京本部および全国10カ所の支部に「そんがいほけん相談室」を設け、損害保険に関する相談・照会などに対応しているほか、全国47カ所に「自動車保険請求相談センター」を設置し、自動車保険・自賠責保険の保険金請求に関する相談・照会などを受け付けている。

また、東京本部に設置した「そんぽADRセンター」では、金融庁長官からの指定を受けた指定紛争解決機関として、同協会と契約を締結している損害保険会社の業務に関する苦情や紛争対応を行っている。

今回、同協会は4月1日付でこれら3つの組織を一元化し、全国11カ所(札幌、仙台、東京、静岡、名古屋、金沢、大阪、広島、高松、福岡、那覇)に「そんぽADRセンター(正式名称:損害保険相談・紛争解決サポートセンター)」として受付窓口を設置することを決定。

各センターでは、損害保険に関する一般的な相談や、自動車保険・自賠責保険の保険金請求に関する相談などに対応するほか、所在地以外の地域への出張相談を実施する。また、これまで東京・大阪の2カ所のみで行っていた紛争解決手続の意見聴取も実施するという(東京・大阪以外のセンターはテレビ電話を利用)。窓口受付は月~金曜日(祝・休日および12月30日~1月4日を除く)の9:15~17:00、利用料金は無料。

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