デビュー10年未満の若手芸人を対象とした『第42回NHK上方漫才コンテスト』の本選に出場する6組が10日、NHK大阪放送局で発表された。
前列左から、かまいたち、ウーマンラッシュアワー、天竺鼠 後列左から、藤崎マーケット、学天即、span! 拡大画像を見る |
史上最多の147組がエントリーした予選を勝ち抜き、3月2日に行われる本選(19:30よりNHK総合で生放送 ※関西地域のみ)に出場を決めたのは、かまいたち、ウーマンラッシュアワー、天竺鼠、藤崎マーケット、学天即、span!(予選通過点数順)の6組。本選では、まず3組ずつがA、Bの2ブロックに分かれてトップを争う1回戦で激突。それぞれのブロックから勝ち抜けた2組が、漫才賞レースでは異例の"8分"の長尺ネタで競う最終決戦へと進み、最高栄誉の最優秀賞をかけて火花を散らす。
会見ではブロック分け抽選会も行われ、Aブロックに天竺鼠、学天即、span!が、Bブロックにウーマンラッシュアワー、藤崎マーケット、かまいたちが決定。先月29日に『ABCお笑いグランプリ』で優勝したかまいたちと同じブロックになったウーマンラッシュアワー村本が頭を抱え、「うわ、イヤやなぁ…」と思わず本音を漏らす一幕もあった。
ライバルからそんな熱い視線を注がれるかまいたちは、予選も1位で通過と絶好調。だが、山内は「1位が逆にプレッシャー。でもそうならないように、がんばって駆け抜けたいです」、濱家も「正直、予選で優勝させて欲しかったです(笑)。1位ということはとりあえず忘れてやっていきたい」と身を引き締めていた。
一方、本選に出場するすべてのコンビが大阪の若手を中心とした劇場“5upよしもと”で活躍するメンバーだけに「負けられない」と意気込むウーマンラッシュアワー村本は、勝敗を決する本選の8分のネタについて聞かれ、「センターマイクがあれば時間は関係ないです。以上!」とキメてみせるなど意欲満々。藤崎マーケットのトキは「これまで一度も賞レースで勝ったことがないので、これを初タイトルとして今後の飛躍にしたいです」と、学天即の奥田は「本選の翌日の3月3日が30歳の誕生日なので、20代で賞を獲って素敵な30代を迎えたいです」と、span!水本は「2年前にも本選に出ましたが、そのときは予選1位通過。今年は6位通過ですが、却ってがんばろうという気持ちになれます」と抱負を語った。
そんな中、天竺鼠の川原は「僕らのネタはコントで動き回ることが多いので、本選ではケガのないように。ケガがオチになってたらいいんですけど、そうもいかないのでアキレス腱をしっかり伸ばして…」などとボケ倒し。ほかのメンバーから「何を言うとんねん!?」と一斉にツッコまれていた。