共栄火災海上保険は、バレンタインデーの時期に「"義理チョコ、あげたつもり・もらったつもり"バレンタイン・チャリティ募金」を実施する。

同社の女性社員を対象にした調査(開始当時)によると、バレンタインデーにおける義理チョコにかかる費用の平均はおよそ4,000~5,000円にものぼった。このお金をもっと有意義な目的に使えないかと女性社員有志が発起人となり、1993年から全社員を対象に、「"義理チョコ、あげたつもり・もらったつもり"バレンタイン・チャリティ募金」がスタートした。

同募金は、職場でなかば儀礼的となった、義理チョコや、ホワイトデーでのお返しの代わりに、1口500円をチャリティとして寄付してもらうという活動で、今年で20年目を迎える。これまでに総額2,621万円以上が集まり、これらの募金はNGO「マザーランド・アカデミー・インターナショナル(以下、マザーランド)」を通じ、西アフリカ・マリ共和国の難民キャンプに対する支援活動資金として寄付され、井戸掘りや「くすりハウス」建設などに活用されてきた。

チャリティ期間の各職場の様子

同募金では2009年2月より、マザーランドによる「子供たちによる緑の革命事業」の一環として、現地での自立を促すことを目的とした「世界の田んぼ・みんなの畑」(主に水田づくり)の拡張事業を支援。この活動が大きな成果を上げたことから、今年の活動も「田んぼ作ろう!プロジェクト」として、水田づくりを支援する募金活動を行うことを決定した。実施期間は1月30日~2月10日(予定)。

なお、今年度は寄付金の一部を、東日本大震災の被災地支援として活用する予定とのこと。