こんにちは。一日3時間をニコニコ動画に費やすダメ社会人、山田井ユウキです。

今日もさっそく最近流行の動画や埋もれている良動画を独断と偏見で皆さんに紹介していこうと思います。選ぶ基準はただ一つ、僕の趣味です!

ニコニコ動画でもっとも盛り上がっているジャンルといっても過言ではない「ボーカロイド」。そのボーカロイドを用いて楽曲を制作する作曲家のことをニコニコ動画ではボーカロイドP、略して「ボカロP」と呼ぶわけですが、実は彼らの中には同時に「歌い手」として活躍している人もたくさんいます。

もともと歌い手だった人がボカロPとしても活動し始めたとか、ずっとボカロPとして裏方に徹していた人が自分の曲を歌ってみたとか、人によって出自は様々ではありますが、現在ではそうしたボカロPによる「歌ってみた」が「歌うPシリーズ」というジャンル名でニコニコ動画に定着しているのです。

今回はその「歌うPシリーズ」をご紹介していくことにしましょう。ボーカロイドによる原曲も一緒に紹介していきますので、違いを楽しんでいただければと思います。

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まずは「歌うPシリーズ」としてもっとも再生されているこの動画を紹介しなければ始まらないでしょう。歌い手であると同時にボカロPとしても活躍している「トゥライ」(ボカロPとしての名前は「minato(流星P)」)による「歌ってみた」で、原曲はニコニコ動画でも屈指の人気ボカロ曲である「炉心融解」。丁寧で安定した歌い方と、聴いていて耳に心地良い癒しボイスは多くのファンの心をとらえ、現在までに約140万再生されるという驚異的な人気を誇っています。

こちらが原曲。数多くの「歌ってみた」が投稿されている鏡音リンの名曲です。

ボカロPとして多数のヒット作を送り出している「DECO*27」によるセルフカバー曲。どちらかといえばボカロPとしての印象の方が強いDECO*27氏ですが、その歌唱力も圧倒的です。ボカロPとしてはこの他にも「二息歩行」「モザイクロール』「愛迷エレジー」など多数の大ヒット曲を発表しており、ニコニコ動画でボカロに親しんでいる人ならおそらく一度は聴いたことがある作品ばかり。昨年からは商業の世界にも進出し、柴咲コウへの楽曲提供などが話題となりました。さらに11月23日からは柴咲コウとTeddyLoidの3人でユニット「galaxias!」を結成しデビューアルバムをリリースするなど活動の幅を広げています。

こちらが原曲。ミクの声で聴くとまた違った印象になりますね。

ボカロP「ハチ」による大ヒット曲「マトリョシカ」を、同じくボカロPとして活動する「cosMo(暴走P)」と「オワタP」がコラボして「歌ってみた」作品。cosMo(暴走P)氏は「初音ミクの暴走」や「初音ミクの消失 -DEAD END-(LONG VERSION)」などハイテンポな楽曲で知られており、オワタP氏は「トルコ行進曲」シリーズで有名なヒットメーカー。そんな二人がコラボした本作では、ぜひ彼らの独特の声と雰囲気を楽しんでください。

こちらが原曲。何と460万以上再生されている超人気曲。

ボカロPの「ゆよゆっぺ」が自身の楽曲をセルフカバーした作品。可愛らしい声からデスボイスまでを使い分けるボーカルはただただ凄いの一言。ボカロPとしても、10万再生を超えるいわゆる「殿堂入り」楽曲を8作品も有しており、昨年末にはYouTubeにも公式チャンネルを開設、その他コラボやアレンジなど様々なジャンルで活躍しています。

こちらが原曲。ミクバージョンのシャウトは必聴!

ボカロPの「クワガタP」によるオリジナル曲。ボカロ版も公開されているのですが、実は本作は本人が歌ったこちらのバージョンが先に投稿されており、つまりボカロ版の方がカバーになるというちょっと珍しいパターン。クワガタP自身はもともと「演奏してみた」を投稿していたギタリストということもあり、楽曲にもそうしたギターサウンドが強く出た作品が多いようです。

こちらがボカロ版。これはこれでしっくりきます。

……といったところで「歌うPシリーズ」のご紹介でした。この他にも色々なボカロPが自ら歌った作品を投稿していますので、ぜひ色々と聞き比べてみてください。ボカロとはまた違った良さがあると思いますよ。

勝手エヴァンジェリスト・山田井ユウキ

1980年生まれ。レビューサイト「カフェオレ・ライター」で、映画、漫画、ゲームなどを独自視点からレビューする他、「builder by ZDNet Japan」「ハリウッドチャンネル」など各種媒体で記事を連載中。どんなに忙しくても一日数時間ニコニコ動画に費やすという、社会人としてあるまじき生活を謳歌中。好きな動画ジャンルはゲーム実況、ボカロ、他エンタメ系全般。

(タイトルイラスト:3P3P)

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