舞台『パレード~parade~』の制作発表記者会見が26日、都内で行われ、山本裕典、本仮屋ユイカ、原田夏希、竹内寿、福士誠治、行定勲が出席した。

左から竹内寿、本仮屋ユイカ、山本裕典、福士誠治、原田夏希 拡大画像を見る

2002年に山本周五郎賞を受賞した吉田修一の同名小説が原作。2010年には行定勲監督によって映画化され、第60回ベルリン国際映画祭パノラマ部門でベストフィルムにノミネートされるなど、内外で話題を集めた。舞台版となる今回も行定監督が演出を手掛け、脚本には演劇界で注目を集めている蓬莱竜太が担当。2LDKのマンションでルームシェアする若者たちの姿を描く。

先輩の彼女に恋する大学生の良介を演じる山本は「劇場版は独特の世界観があって魅了されました。今回は舞台ならではの見せ方で、1人でも多くの方を魅了できるように、監督やキュストの方たちと手を取り合って頑張っていきたいです」と意欲を見せた。本作が初舞台となる本仮屋も「お客さんと一緒に楽しめる舞台は今から楽しみ。(本仮屋が演じる)琴美は、お家にいる時間が多いので、みんなが居心地の良い空気感を作っていきたいですね」と気合十分。映画に続き、演出を手掛ける行定勲は「劇場版は自分の中で集大成だった映画でした。舞台化すると聞いて他人にやられたくないと思いましたね(笑)。自分が作った映画を裏切っていければ」と話した。

また、会見途中からルームシェアに対する質問コーナーが行われ、MCから「誰とルームシェアしたい?」という問いに本仮屋が「宮川花子さん! ラジオでご一緒した時に凄く楽しかったんですよ! 喋るスキルを磨きたいですね」と回答。一方の原田はルームシェアを否定しながらも「北大路欣也さんだったらOK! ウットリしそうな声で起こして欲しいです(笑)」と答えていた。

舞台『パレード~parade~』は、東京公演が2012年1月16~29日に天王洲・銀河劇場で、大阪公演が2月4~5日にシアター・ドラマシティでそれぞれ公演される。