震災後の人間関係に関する意識調査が公表された。インターネット調査会社のマイボイスコムが、20代30代の未婚の男女を対象にネット上でアンケートを行い、235人が回答した。

その結果、震災後6ヶ月を前に、「人間関係に対しての考え方が変わった」と答えた未婚女性は「そう思う」(13.7%)、「少しそう思う」(43.6%)を合わせて約6割。一方、未婚男性では「そう思う」(10.2%)、「少しそう思う」(29.7%)で約4割にとどまった。

また、震災後、親しい人との関係が濃くなったと考える未婚男性は「濃い関係になった」(4.2%)、「どちらかというと濃い関係になった」(21.2%)を合わせて25.4%。これに対して未婚女性は、それぞれ5.1%、26.5%の合計31.6%と男性を上回った。

また、関係が深まった相手として、男性は「同性の友人」が40%、「異性の友人」が30%、「恋人」が37.8%とそれぞれ3~4割程度。他方、女性は「同性の友人」が62.2%で圧倒多数を占め、「恋人」(27.8%)、「異性の友人」(21.6%)と、男女の意識の差に違いが見られる結果となった。