女優の中谷美紀が2日、東京・渋谷のPARCO劇場で主演舞台『猟銃』の公開稽古を行った。

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同作は、井上靖の同名小説を舞台化した作品。ひとりの男の13年間にわたる不倫の恋を、妻、愛人、愛人の娘の3通の手紙によって、それぞれの想いが浮かび上がるというラブストーリーで、舞台初挑戦となる中谷は1人3役を演じている。

9月のカナダ・モントリオール公演を経て、10月3日より東京公演がスタート。中谷は「そもそも演じるということを職業にしているにもかかわらず、人前に出ることは決して得意な方ではありませんし、何かしらの結果を出さなければならないと思うと、カナダ公演を終えた今でも、未だに身がすくむ思いです」としながらも、「舞台で繰り広げられる芝居と観客は一期一会。一服のお茶を点てるかのごとく、お客様をもてなすつもりで公演一つひとつを誠心誠意演じることが私に与えられた役割だと信じて、フランソワ、(共演の)ロドリーグ、そして私を支えてくれている全ての方々と共に、明日から日本での新たな旅に出てまいります」と意気込みを語った。

東京公演のチケットはすでに完売しているが、10月6日、13日、20日に追加公演(PARCO劇場)が決定している。ほか、兵庫公演(10月29日、30日 兵庫県芸術文化センター)、新潟公演(11月6日 新潟市民芸術文化会館)、福岡公演(11月18日 キャナルシティ劇場)あり。