タレントの大泉洋、女優の小雪が10日、都内で行われた映画『探偵はBARにいる』の初日舞台あいさつに出席した。

映画『探偵はBARにいる』の初日舞台あいさつに出席した大泉洋(左)と小雪 拡大画像を見る

『探偵はBARにいる』は、東直己のススキノ探偵シリーズ第2作目『バーにかかってきた電話』(ハヤカワ文庫刊)の映画化作品で、酒好きで美人に弱いが情に厚い心優しき探偵(大泉)が、北海道大学農学部助手で空手の達人の相棒・高田(松田龍平)と共に、札幌・ススキノを舞台に様々な事件に挑んでいく。劇中では、暴行事件で殺された霧島グループ社長・霧島(西田敏行)や霧島の元妻で高級クラブの美人ママ・沙織(小雪)らが登場し、探偵は、謎の女・コンドウキョウコの依頼から始まる一連の事件の真相に迫っていくという内容だ。

舞台あいさつには、大泉、松田、小雪、西田の主要キャストと橋本一監督が出席し、映画を観終わった観客からは大きな歓声があがった。大泉は、「本当に感無量です。僕は今3カ月の子供を育てておりますが、この映画は子供のようなものです。ほら、ここにもね!」と、先日妊娠5カ月であることを発表した小雪のお腹をさする仕草をすると、小雪は「最近、蹴り始めたんです」と幸せそうに報告し、「札幌が好きになりました。是非、皆さん見て欲しい」とPRした。

劇中ではコンビを組む大泉と松田。松田が「こういうタイプの人は会ったことがない」と話すと、大泉は「ついさっきも登場する前、僕はバッチリきまってたんですが、龍平くんはTシャツにジャージでトイレから出てきて…。『早く着てきなさいっ!』って怒りました。弟みたいで、一緒に住みたいくらいです」と兄弟のようだと話した。西田は「今まで妻役といったら泉ピン子さんとか…そういうもんだと思ってたので、まさか小雪さんとは。霧島として生きていきたいな」とニヤニヤ。小雪が「衣装がほとんどドレスだったので、西田さんが歩幅を合わせてくれたり、気を遣って頂いて紳士的でした」と返すと、「いやー、お腹の子が自分の子のようです」と話し、会場の笑いを誘った。

また、雪穴に落とされたり、スノーモービルで疾走するなどのアクションシーンが多かったという大泉は「もうアクションはやりません」と宣言。しかし、観客から「格好よかった!」と声援が飛ぶと、「分かりました。やりましょう! 次回はもっと体を鍛えて全編、裸で!」と次回作に意気込んでいた。