和歌山県や奈良県を中心に、「平成最悪」とも報じられる災害をもたらした台風12号。鉄道路線も、紀伊半島を走るJR紀勢本線など大きな被害を受けた。現在も運転見合わせとなっている区間をまとめた。

台風12号の災害による運転見合わせ区間(9/8現在)

路線 区間 代行輸送の状況
紀勢本線(JR東海) 熊野市~新宮 当分の間、列車代行バスを運転
紀勢本線(JR西日本) 白浜~新宮 朝夕時間帯に限り、バスによる輸送を実施
因美線(JR西日本) 美作加茂~智頭 バス代行を実施。
復旧までに1週間程度かかる見込み
南海電鉄高野線 橋本~紀伊清水 当分の間、バス代行運転を実施
三岐鉄道三岐線 保々~梅戸井 長期間のバス代行輸送を行う予定

紀勢本線では、熊野市駅構内・井戸川橋りょうの設備の一部が流失しており、熊野市~新宮間については、「復旧作業のため、当分の間、運転を見合わせます」とJR東海。特急「ワイドビュー南紀」は名古屋~熊野市間を2往復のみ運転し、熊野市駅で列車代行バスに乗換えとなる。

JR西日本管内となる紀勢本線白浜~新宮間も、列車の運転を見合わせ、朝夕時間帯に限りバスによる輸送を実施している。これを受けて、京都・新大阪方面からの特急「オーシャンアロー」は全区間運転取り止めに。新宮駅発着だった「スーパーくろしお」も白浜駅発着となった。

因美線では線路付近の斜面崩壊により、美作加茂駅(岡山県)と智頭駅(鳥取県)との間でバス代行を実施しており、復旧までに1週間程度かかる見込みとのこと。JR四国では、牟岐線の日和佐~牟岐間が一時運転を見合わせていたが、7日の始発列車より運転を再開している。

南海電鉄では、高野線の橋本~紀伊清水間の紀ノ川橋りょうで異常が認められたため、復旧までバス代行運転を実施。同線を走る特急「こうや」は橋本駅まで運転され、紀伊清水~極楽橋間は折返し運転となる。

三重県内を走る三岐鉄道も、橋りょうの損傷により、三岐線の保々~梅戸井間で長期間のバス代行輸送を予定しているとのこと。

運転を見合わせた区間や現在の運行状況は、各鉄道会社のサイトからも確認できる。運行状況に関する最新情報も随時更新される。