NTTプライム・スクウェアは31日、同社が運営する「Fan+(ファンプラス)」にて、デジタルコンテンツショップ「音の鉄道博物館」のオープンを発表した。第1弾コンテンツとして、「室蘭本線 岩見沢~室蘭 222レ車内音」を配信する。

「Fan+」の新たなデジタルコンテンツショップ「音の鉄道博物館」。略称は「おとてつ」

「音の鉄道博物館」は学研パブリッシングが運営し、SLをはじめとする往年の名列車や名車両の貴重な走行音をデジタルコンテンツとして販売。臨場感あふれる3Dサウンドで、聞く者を"鉄道タイムトラベル"へと誘う。

当時を知る世代から、鉄道に関する音を愛好する「音鉄」の人まで、幅広く楽しめるコンテンツとなっている。

「音の鉄道博物館」から発売されるコンテンツ第1弾「室蘭本線 岩見沢~室蘭 222レ車内音」は、1975年10月12日に録音されたもの。列車を牽引するのはC57形135号機で、同年12月14日、定期旅客列車を牽引した国鉄最後の蒸気機関車となり、現在はさいたま市の鉄道博物館に収蔵されている。

C57形135号機が牽引した222列車の走行区間や、録音が行われたシチュエーションに関する説明も

当時の時刻表によれば、222列車は早朝5時50分に岩見沢駅を出発し、終点の室蘭駅には10時14分に到着したという。今回発売されるコンテンツの収録時間は3時間39分で、エンディングにはC57形135号機の回想シーンも付属されている。同コンテンツは2,100円で販売される。