オダギリジョーとチャン・ドンゴンがW主演する映画『マイウェイ 12,000キロの真実』の予告映像が29日、マスコミ向けに公開された。

同作は、『シュリ』、『ブラザーフッド』などのカン・ジュギュ監督が、戦争に翻弄されながら数奇な運命をたどる2人の兵士を描く物語。昭和初期、日本統治下の朝鮮・京城(ソウル)で、少年時代からライバル同士だった日本人の辰雄(オダギリ)と朝鮮人のジュンシク(チャン・ドンゴン)。互いに憎しみ合いながらも、ともに日本軍の兵士となり、日ソが衝突したノモンハン事件をきっかけに、日本、ソ連、ドイツの三つの国の軍服を着て戦うことに……というストーリーが展開する。

6月12日に、物語のクライマックスとなるノルマンディ上陸作戦のシーンをラトビアで撮影し、クランクアップ。第二次大戦当時のノルマンディのビーチにそっくりな海辺には、大規模なドイツ軍の塹壕が築かれ、カメラマンは防火服に身を包み、常に救急車が待機するという危険と隣り合わせの状況下で撮影が行われた。

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8カ月間の韓国ロケ、1カ月間のラトビアロケを経験したオダギリジョーは「始まる時は、地獄の日々が始まると思いましたが、終わるとなると寂しいですね。元々、韓国は好きだったので、仕事で8カ月過ごせたのは幸運だと思ったし、楽しかったです。ラトビアも季節も良くて、凄く楽しかったです」と万感の思いを込めた。チャン・ドン・ゴンも「日本語での演技は感情表現などが難しかったですが、オダギリさんとは共感し合いながらできました。この作品は人物や人間に重点を置いて描かれています。そして、日韓中とアジアの役者が集まって感情を表現し合い、観客に伝えている。これは凄い事だと思います」と自信を見せた。

映画『マイウェイ 12,000キロの真実』は2012年1月14日より全国公開。