SBI証券、カブドットコム証券、マネックス証券、楽天証券の4社による投資信託の販売協力プロジェクト「資産倍増プロジェクト」は17日、4社専用投資信託として、ネット証券専用ファンドシリーズ第2号ファンドとなる「新興国中小型株ファンド」を、6月27日から募集開始すると発表した。

資産倍増プロジェクトとは、投資信託を取扱うインターネット証券大手4社が、投資信託の販売ならびに投資信託による資産運用の普及啓蒙活動など、さまざまな活動を共同で行うプロジェクト。

同プロジェクトの一環としての「4社専用投資信託」の第2号ファンドとなる「新興国中小型株ファンド」は、今後の成長が期待できる新興国の中でも、内需関連のセクター割合の高い中小型株式等に投資する投資信託となっている。

同ファンドでは、みずほ第一フィナンシャルテクノロジーの投資助言を活用した「低ボラティリティ運用戦略」を採用。従来、伝統的な資産運用ではリスクの高いポートフォリオほどリターンも高まるとの考え方が一般的だったというが、「低ボラティリティ運用戦略」は、ボラティリティの小さい銘柄を中心にポートフォリオ(最小分散ポートフォリオ)を構築することで、高い投資効率を追求する手法。

また、みずほ第一フィナンシャルテクノロジーと委託会社のDIAMアセットマネジメントが共同開発し、年金運用で実績のある「マルチファクターモデル」を活用し、投資魅力度に応じた投資比率とすることで、超過収益の獲得を目指すとしている。