イエローが販売する折り畳めるヘルメット「タタメット」が人気だ。同社によると、東日本大震災の発生後に注文数が約10倍に跳ね上がり、納品は約4カ月待ちだという。価格は5,250円。反射シールなどを省いた「タタメットプレーン」は4,515円。いずれもブラックとオレンジの2カラー展開。

「タタメット」着用時(左)と収納時(右)

同商品は、収納性・携帯性に優れた折り畳めるヘルメット。2008年1月に発売された。プラスチック平板を湾曲させることで強度を増しながら立体化し、ブリッジと呼ばれるパーツによって形態保持する仕組み。厚生労働省の労働安全衛生法保護帽規格に合格しており、工事現場などで使用される産業用ヘルメットと同等の強度を持つという。

商品の特徴である収納性と、国家検定品であるという安心感から、企業が防災用備蓄品として大量に購入する例も多いという。また、一般の購入者の中には、余震や新たな地震に備え、同商品を鞄に入れて持ち歩く人も少なくないとのこと。

同社ではこのほか、幼稚園児から着用できる防災ずきん型の「タタメットズキン」や、スタッキング機能を持たせた「KAKUMET(カクメット)」などを取り扱っているが、いずれも納品まで2~4カ月待ちとなっている。