おっぱい美魔女として雑誌「美STORY」(光文社)でブレイク中のモデル原志保さん(41)。細いのにメリハリあるボディとキュートな笑顔は主婦の憧れの的だ。エステティシャン、加圧トレーナーの顔も持つ原さんにキレイになるための朝時間のコツや若さを保つ秘けつを聞いた。

デニムの上に皮がのっかっていた時代も

――ほんとにお若いしキレイですね。ずっとお肌や体のお手入れには気をつかってこられたのですか?

そうでもないんです。30歳と33歳で出産したんですが、2人目出産後しばらくは完全にほったらかしで。1人目のときはすぐに体型が戻りましたが、2人目はそうでもなくて、体重が戻ってもデニムの上に皮がのっかっている感じがありました。

――では"目覚めた"のはその後?

35歳のころです。次男が保育園に入り、ようやく落ち着いてふと自分を見たら体も顔も老化していてショックでした。だったら自分でお肌のお手入れとか体のこととか勉強しようと思ったんです。それでいろいろ勉強して、肌のしくみも分かってきて。そのうちエステサロンも開くことになりました。

3年前からは加圧トレーナー(加圧トレーニングインストラクター)もしています。そこでお客様と一緒にやっているエクササイズやスクワットのうち特に手軽で効果がありそうなものは自宅でもやっています。

――やってみてどうでしたか?

変わりましたよ~。肌のしくみを知った上でお手入れを変えたら本当に肌がキレイになりました。前は化粧品のオーディションなども肌がキレイじゃないから断っていたのに。ボディも25歳のときと同じサイズをキープできています。

――老化と立ち向かうのに大切なことは?

「気合い」ですね(笑) 「まいっか」と考えたらおしまいなんですよね。私の場合特に老化したくない、若くありたい、という気持ちが強いようです。若いころは大丈夫でも、30代、40代では何もしないでそのままというのはあり得ない。年齢を重ねれば重ねるほど日々の努力が必要だと思います。

食事、筋トレ、有酸素運動をうまく組み合わせる

――では具体的にキレイの秘けつをうかがっていきたいと思います。食事に有酸素運動、筋トレ……。いろいろありますが、キレイなボディラインをつくるために一番大事なのは?

まずは、食事ですね。とは言っても、食事を減らすだけのダイエットはNG。食事だけで減らすと筋肉から落ち、基礎代謝が悪くなります。基礎代謝が悪い状態で食べると太りやすくなるんです。

そこで必要なのが筋トレです。難しい話になりますが、筋トレをして成長ホルモンを出した状態で脂肪を脂肪酸とグリセロールに分解すると燃えやすい。ただ単に有酸素運動しただけでは脂肪は燃えにくいんです。だからいきなりウォーキングとかジョギングをするより先に筋トレをした方がより効果的なんです。重油を灯油にしてから燃えさせるイメージです。食事、筋トレ、有酸素運動という三大要素をうまく組み合わせるときれいにダイエットができます。

酵素を含む食べものが○

――キレイになるためにどんなものを食べていますか?

できるだけ添加物はとりません。あとは酵素を含んでいる生のものをよく食べるようにしています。フルーツとか生野菜とかお刺身とか。酵素は食べ物を分解したり、病気を治したり、お酒を分解したりするときに大事なものです。朝食ではフルーツとかヨーグルトを食べて酵素をよくとるように心がけています。

――昼食や夕食は?

夕食はまずお皿いっぱいの生野菜サラダを食べます。野菜はよくかむのでその間に満腹中枢が働いておなかがいっぱいになります。おかずやご飯を食べるのがきつくなるくらいですね。

朝と夜がそんな感じなので昼は好きなものを好きなだけ食べています。あんまりストイックにするとつらいし続かないでしょ。

朝時間も有効活用、家事をしながらキレイになる

――朝活がブームですが、原さんの朝はどんな感じなのですか?

朝起きたらまずコップ2杯の水(常温)を飲みます。人間の体の60~70%はお水だといわれています。そのお水をちゃんと入れ替えてあげないといけません。花瓶のお水をほっておくとどんどん白く濁ってドロドロになってしまいます。それと一緒です。

その後は顔に筋肉運動させてリフトアップするグッズを張ったり、1時間くらいのパックをしたり。どれもご飯を作ったり洗濯をしたりしながらです。お化粧前のお手入れと家事を並行してやっています。朝6時半に起きて、1時間くらいパックとかしている間に子どもにご飯を食べさせて送り出す感じです。それから洗濯物をしたり、お掃除したりして9時。それから仕事に出かけています。

――睡眠時間は?

大体10時半から6時半までですね。寝るのが大好きなんです。寝る時間を守るために日中忙しい。そんな感じです。ずっと動き回っているので布団に入るとすぐに眠ってしまいます。子どもと一緒に寝るのが私にとっていい睡眠環境。息子の足がおなかにのっているのが幸せなんです。

良く寝ているとストレスがたまりにくいし、美容にとっても睡眠が一番大事。どんな高い化粧品を使っても睡眠不足だと現場でくまができたりしていますから。

(後編に続く)

(撮影 : 中村浩二)