女優の松坂慶子、国仲涼子、南明奈らが7日、東京・渋谷のNHKで行われたドラマ『マドンナ・ヴェルデ』(NHK総合 4月19日スタート 毎週火曜 22:00~22:48)の会見に出席した。

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同ドラマは、『チーム・バチスタの栄光』や海堂尊の同名小説が原作。55歳のみどり(松坂)が、病気で子宮を失った一人娘で産婦人科医の理恵(国仲)のために、日本では認められていない代理出産に挑むという医療ヒューマンドラマで、代理出産をめぐる様々な思いや母と娘の相克を描いていく。

松坂は「私も年頃の娘が2人いるので他人事とは思えませんでした。自分ならばどうするだろうかと自問自答しながらドラマに臨みました」と撮影を振り返った。同ドラマは、地震が起きた前日にクランクアップを迎えており、「3月11日からずっとニュースを見ています」という松坂は「前に進むには立ち上がって元気にならないといけません。芸能は人の生命力を鼓舞するところがあります。命のリレーをしていくドラマですので、医学が進んでいる今の時代に、みんなで大きく前に進んでいければ」と被災者に向けてメッセージを送った。国仲も「つらいことはたくさんありますが、生きていることが素晴らしいですし、人間は強くあってほしいという願いを込めています」と前向きに語った。

また、妊婦役で出演する南は「21歳の私には難しいお話で、今まで演じたどの役よりも大変でした。素敵なキャストに囲まれた、出演させてもらったのはいい経験になりました」と神妙な表情で話していた。