NHK連続テレビ小説『おひさま』(3月28日放送スタート NHK総合 毎週月曜~金曜 8:00~)の完成試写会(第1週)が8日、東京・渋谷の同局で行われ、井上真央、若尾文子、脚本家の岡田惠和が出席した。

NHK連続テレビ小説『おひさま』の完成試写会に出席した井上真央 拡大画像を見る

今年で50周年を迎えるNHK連続テレビ小説。第84作目となる同ドラマは、ヒロインに井上真央を迎え、信州の安曇野と松本を舞台に、昭和という激動の時代をおひさまのように人々を明るく照らす一人の女性の半生を描く。脚本は映画『おっぱいバレー』やドラマ『銭ゲバ』などを手掛けた岡田惠和が担当。

主人公の須藤陽子を演じている井上は「私は(第1週の)最後の方から出ているんですが、先日楽屋で試写を見させていただき、ここから始まって行くんだな~という気持ちです。愛すべきキャラクターと愛すべき作品に出会えたと思っています。この作品で日本全体が明るいムードになってくれたら嬉しいですね」と笑顔だった。

「陽子は常に元気で明るいですが、悲しい時は悲しくなる人間らしいところが好き。これからは陽子の立場になって楽しむことが一番だと思っています」と自ら演じるキャラクターについても触れる一方で、岡田の脚本は「『聖母のような微笑』とか書いてあって難しいな~とみんなで言ってます。読むだけなら面白いんですけど、演じるのは難しいですね」と苦労も。岡田は「朝ドラのヒロインは、死んじゃうんじゃないかと思えるほど大変ですが、台本を読んでどう戦おうかと思われる台本にしたいんです。無茶ぶりは最後までやらせてもらいますよ」と井上を前に、堂々と宣言していた。