"妻"に焦点を当てて、その姿を公表されているデータから読み解く「妻の正体~データ編」。今回のテーマは離婚したい理由。妻たちは夫の何に嫌気がさしたのだろうか?

今回取り上げるのは、オ―センスグループが運営する法律相談モバイルサイト「弁護士ドットコムモバイル」の調査。同サイトの有料会員向けコンテンツ「かんたん法律チェッカー」の「離婚できるかチェッカー」「離婚慰謝料チェッカー」の結果(昨年4月1日~今年2月1日分)をまとめた。有効回答は、男性767件、女性1718件。

離婚を考えている女性にその理由を聞いたところ、トップとなったのは「家庭生活に非協力的」の39.5%。「別居」や「過度の借金」「生活費を払わない」といったものが含まれる。2位は「相手の暴力行為」(33.1%)。「相手の浮気(性交渉に発展しているケースに限る)」(20.5%)は3位だった。

ちなみに男性だが、1位は女性と同じ「家庭生活に非協力的」(47.3%)。2位には「相手の浮気(性交渉に発展しているケースに限る)」(29.4%)が入った。3位は「相手の暴力行為」(12.4%)。DVというと夫から妻へのものと考えがちだが、妻からの暴力に苦しんでいる夫も結構いるようだ。

男女とも4位は「相手が結婚関係の継続が難しい程、精神的に不安定なため」、5位は「相手が失踪したことなどで生死が不明」となっている。

同サイトでは、これらの離婚理由の回答について離婚が成立すると思われる可能性を個別に判定。その結果、離婚が成立すると思われる可能性は全体平均で約46.2%(男性39.1%、女性49.2%)だった。また、「離婚慰謝料チェッカー」のユーザーデータから算出した離婚慰謝料の目安(慰謝料として結婚相手に請求できると思われる金額)の平均金額は196万5,882円。男女別では男性が160万741円、女性は207万3,826円だった。