イタリア役の浪川(写真中央)

「ヘタリア」史上最大のイベントと銘打たれた『ヘタリア World Series』イベント「まるかいて"大"感謝祭」が1月9日、パシフィコ横浜国立大ホールにて開催された。今回のイベントには、定員5,000名に対して4倍の2万人もの応募があったとのことで、その人気の高さが窺える。

出演者は、浪川大輔(イタリア役)、安元洋貴(ドイツ役)、高橋広樹(日本役)、小西克幸(アメリカ役)、杉山紀彰(イギリス役)、小野坂昌也(フランス役)、高戸靖広(ロシア役)、甲斐田ゆき(中国役)、折笠愛(シーランド役)、井上剛(スペイン役)、金田アキ(ちびたりあ/ちびロマーノ役)の11人。出演者の登場を前に、「スペイン」と「ちびロマーノ」が注意事項を読み上げると会場は一気にヒートアップ。そして、浪川大輔、安元洋貴、高橋広樹、小西克幸、杉山紀彰、小野坂昌也、高戸靖広、甲斐田ゆきが各キャラクターでドラマを演じながら次々に登場! 場内は黄色い歓声に包まれた。

イギリス役の杉山

日本役の高橋

今回のイベントは、「アメリカ」の要請で、緊急世界会議が招集されるという設定から始まった。会場前方の大画面には「全世界ヘタレ警報」の文字。アメリカの友達であるトニーが送ってくれた世界の映像によると、世界中がヘタれてしまっているという!? トニーが会場に置いていったゲージを100%にできれば世界のヘタレが治るということなのだが――。

緊急世界会議が招集されることに

どうすればゲージが満杯になるのか、皆目見当もつかない面々。中国は食べ物、フランスは愛、イギリスはロック、日本は歌、ドイツは特訓、イタリアはトマトとダンス(スペインとちびロマーノの言葉を思い出し)を挙げる中、ロシアは「みんな僕とひとつになっちゃえばいいんだよ」と爆弾発言。日本は「僭越ながらこの件につきましては後ほど検討ということで」とうまくまとめる。会議の途中で、シーランド役の折笠愛、スペイン役の井上剛、ちびたりあ&ちびロマーノ役の金田アキも登場。シーランドは「ここはシー君にまかせるですよ~」と登場するも案の定無視されてしまう。出演者が出揃ったところで、司会進行の安元を筆頭に出演者がそれぞれが挨拶を述べた。

ハンバーガーボーイと紹介された小西(写真左)は「一階のみんなは俺の応援、二階のみんなは俺の応援、三階のみんなは俺の応援、え? お前は何をするのかって? もちろんヒーローさ!! 」。司会の安元(写真右)曰く「もはや名人芸の域。ぶっちぎりの安定感です」

続いて、フィンランド役の水島大宙、スウェーデン役の酒井敬幸、デンマーク役の下崎紘史、ノルウェー役の岩崎征実、アイスランド役の浅倉歩から寄せられたビデオ応援メッセージを上映される。「ヘタレの方が世界が平和になるのでは」(水島)、「筋トレしたらいいんじゃない?」(岩崎)とのフリーダムすぎる回答に翻弄される出演者。さらに、早くも定番化された(!?)マトリョーシカパンダから取り出された、原作者・日丸屋秀和氏からのお手紙も読み上げられた。

ヘタリアのイベントには初登場の井上は、緊張のあまりステージ上で水をたくさん飲んでいたこと、マイクがオンになっているのに確認のため叩いてしまったことなどが、次々とほかの出演者からバラされてしまう。と、すかさず安元から「実はダイエットに成功したんですよね」とのフォロー。実は、今回のイベントに向けて11kgの減量に成功したという。出演者からも興味津々の驚きのダイエット方法について、井上は「毎日3時間歩くんですよ」ときっぱり。一番長い時は、休みなく6時間も歩いたという。しかし、「どこまで歩けるかなと思って6時間歩いて、それからラーメン食べて電車で帰った」というオチに出演者から「台無しだよ」とさらなるツッコミが入る。

ロシア役の高戸

ちびたりあ/ちびロマーノ役の金井

フランス役の小野坂

シーランド役の折笠

ここでトークコーナーは終了。この時点でゲージは10%。トニー役も務める折笠はトニーの声で「コンナモンダ」、ドイツも「納得の点数です」と冷静に分析する。

続いて行われたのは、生アフレココーナー。第9話「スペイン親分とちびロマーノ」を井上と金田、第26話「ねこたりあ」を浪川と安元と高橋、劇場版『銀幕ヘタリア Axis Powers Paint it, White(白くぬれ!)』(以下『銀幕ヘタリア』)の「シーランド登場」を杉山、浪川、折笠がそれぞれ熱演する。『銀幕ヘタリア』の「おもてなし」では声の担当をシャッフルしての挑戦。イタリアを杉山、ドイツを甲斐田、日本を小野坂、アメリカを安元、イギリスを高戸、フランスを浪川、ロシアを高橋、中国を小西、ピクト星人を折笠、井上、金田がそれぞれ演じることに……。

生アフレココーナー

(次ベージへ続く)