さて、年が明けても相変わらず厳しい寒さが続きますが、「なんかいいコトないかなぁ…」とコタツに入ってボ~ッとしていても、福は向こうからやって来ません。ならば自分から動き出そう!

というわけで、冬の浜松へ行って来ました!
なにより新幹線で東京駅から1時間半とあって、ちょっとした散歩感覚で行けるのが今回のチョイスの最大の理由。浜松といえば「うなぎ」ですが、実はうなぎ以外にもいろいろと見どころや名物があるのです。

浜松新名物、浜名湖・牡蠣カバ丼のお味は?

午前中に出発し、浜松駅に到着したのはちょうどランチタイム。まずは腹ごしらえとばかりに飛び込んだのが、浜松駅に隣接する複合施設・アクトシティ浜松にある「サゴー浪漫館」。お目当てはこちらの浜名湖・牡蠣カバ丼。これは昨年、日本テレビの『スッキリ!』で開催された「全国新ご当地グルメ選手権」で準優勝の栄誉に輝いたという、今、注目の新名物なのです。気になる味はというと、自家製の蒲焼きダレが牡蠣によくからんで、なんとも食欲をそそる美味しさ。浜名湖産の牡蠣は小ぶりだけどミネラル豊富で栄養満点。丼モノに目がない僕はアッという間にたいらげてパワーをチャージ。幸先の良いスタートです。

牡蠣と海苔は浜名湖産、タマネギは「篠原玉ねぎ」、そして香り付けに「三ヶ日みかん」の皮という、まさに浜松づくしの逸品。お値段は1,200円

和風西洋酒場「サゴー浪漫館」 浜松市中区板屋町111-2 アクトプラザ5F

世界の音色にうっとり…浜松市楽器博物館

腹ごなしを兼ねて向かったのは、浜松駅から徒歩10分の距離にある「浜松市楽器博物館」。ここはなんと世界中の楽器を3,200点も所蔵しており、その中の1,200点を地域・音楽文化圏別に展示している世界最大級の楽器博物館なのであります。世界各国の多様な文化が反映された楽器の数々は、見ているだけで時間を忘れるほどの豪華さ。さまざまな音を浴びて知的に満腹になったところで、ちょっと早いけど今夜の宿泊先へ。

毎日10:00~16:00の1時間ごと、主に鍵盤楽器を取り上げて職員さんによる解説と簡単な演奏が行われている

迫力あふれるアフリカの打楽器。力強い大地と生命の音が今にも聴こえてきそう

インドネシア・ジャワ島のガムラン。もちろん触ることは出来ないが、ヘッドフォンとモニターで音と演奏風景を楽しめる

バリ島西部の村に伝わる世界最大の竹琴・ジュゴッグ。ガムランと並びバリを代表する楽器

今が旬! 絶品・遠州灘天然とらふぐを堪能!!

今夜の宿泊先は、浜松駅からバスで45分、タクシーなら35分で到着する、浜名湖を望む絶好のロケーションにある、かんざんじ温泉「山水館欣龍」。

夕食はやっぱり今が旬のふぐ!
ということで、同旅館ご自慢の遠州灘天然とらふぐ料理をいただくことに。「え? ふぐといえば下関じゃないの?」と思ったあなたはまだまだ甘い!
実は静岡県から愛知県にかけて続く遠州灘は知る人ぞ知る天然とらふぐの産地。全国で流通しているふぐの9割は養殖で、貴重な残り1割の天然モノの約60%がなんと遠州灘で獲れているのです。

と、そんな豆情報はさておき、ふぐ刺し、ふぐ寿司、ふぐ鍋、ふぐの唐揚げ、そしてふぐ雑炊と、遠州灘天然とらふぐフルコースをしっかり堪能した後は、露天風呂で星空を眺めながら湖畔の風で旅の疲れを癒し、極楽気分で早々と眠りについたのでありました。……次ページでは、噂のB級グルメに舌鼓

浜名湖かんざんじ温泉では、毎年10月から2月末まで「遠州灘天然とらふぐ祭り」を開催(2011年は2月28日まで)。期間中は温泉内の12軒の旅館で100%天然とらふぐを手頃な値段で味わえる

さっすが天然とらふぐだけあって、歯ごたえが全然違います!

ボリュームたっぷりのふぐ鍋でココロもカラダもぽっかぽか

浜松名産の鰻、天然とらふぐ、鱧が温泉に入ったイラストがユニークな、アサヒスーパードライ「浜名湖かんざんじ温泉」ラベル。かんざんじ温泉でしか飲めない貴重な一本