女優の谷村美月が12日、都内で行われたドラマ『恋する日本語』(NHK総合 1月20日スタート)の製作発表会見に、主演の余貴美子、窪田正孝と出席した。

ドラマ『恋する日本語』の製作発表会見に出席した谷村美月 拡大画像を見る

今月10日に地元で成人式を終えたばかりの谷村。この日も、劇中の成人式で披露する華やかな振袖衣装で登場し、「仕事でもプライベートでも2度味わえるのはすごく嬉しい」と喜びをかみしめ、「(地元は)すごく楽しくて自分らしくいられる場所。今まで仕事中心だったので、今年はプライベートを充実させて、自分を甘えさせてあげたいと思います」と晴れ晴れとした笑顔を見せていた。

同作は、人気放送作家・小山薫堂のショートストーリー集をファンタジックな映像でドラマ化。現代ではあまり使われなくなった"恋"にまつわる言葉を売る店を舞台に、毎回、恋に悩むさまざまなゲストが訪れ、オーナーマダム(余)が恋に効く美しい日本語を紹介する。谷村は、第1話で成人式で再会した幼なじみにときめく結衣を演じ、全8回にわたって佐藤江梨子、栗山千明など、旬のゲストが登場する。

くせのある役柄を演じることが多いという谷村は、「等身大の女の子を演じることがなかったのですごく楽しかった」と撮影を振り返り、劇中でマダムから教わる、夕暮れ時に恋心で胸がさわぐことを意味する「夕轟」(ゆうとどろき)という言葉を挙げ、「あたたかくて本当に優しいんですよね。切ない部分があったり。(撮影で)知らない言葉がたくさんあって、知ることができて良かったです」と日本語の美しさを再確認した様子だった。

そんな谷村にまぶしそうな視線を送る余は、「現場では最年長。もうすぐ成人式を3回迎えるような年齢になりました」と笑いを誘いながらも、「日本人というのはボキャブラリーが豊富にある民族。形のない文化遺産を守るために大切な番組だと思う。素敵な言葉を焼き付けて、一週間を素敵な気持ちで迎えてもらえたら」と見どころを語った。

ドラマ『恋する日本語』(毎週木曜 24:15~ 全8回)は、NHK総合にて1月20日から放送。また、第1話の放送に先駆け、13日深夜0:15から、昨年8月18に放送した北乃きいがゲスト出演するパイロット版を再放送する。