SBIホールディングスの子会社で、インターネットを主要チャネルとする国際送金サービス事業の運営準備を進めてきたSBIレミットは、2010年12月7日付けで資金移動業者として登録され、13日から国際送金サービスを開始した。

グローバル化の流れの中で、日本における2009年末時点における外国人登録者数は約218万人と10年前から40.5%増加。また、日本人の海外赴任機会が増加傾向にあるなど、「現在日本で1兆円規模と推定されている国際送金サービスに対する需要は、今後ますます増加することが見込まれている」(SBIホールディングス)。

SBIレミットが提供する国際送金サービスは、SBIレミットのWebサイト上で会員登録(無料)の上、Webサイト上および国内提携銀行、ゆうちょ銀行、コンビニエンスストアで送金手続きをすることで利用できる。

今回SBIレミットでは、米国の国際送金サービス大手MoneyGram International,Inc.と提携し、手続き完了後、最短10分程度でMoneyGram Internationalの世界約200の国と地域にある約20万拠点の取扱店で送金の受取りを可能とした。また、海外のMoneyGram International取扱店から日本への送金に関しては、SBIレミットにおいて、会員登録及び出金銀行口座の登録をすることで受取が可能となる。

送金方法は「フリコミ送金」「インターネット送金」「ゆうちょ振替払込みカード送金」「コンビニ送金」があり、フリコミ送金では、送金受取人が同じ場合、「フリコミ送金」登録をすることで、以降、顧客の口座に入金するごとに、会員サイト上での手続きなしで送金できる。

SBIレミットの国際送金サービス利用イメージ

インターネット送金は、顧客の口座に入金の上、送金受取人及び送金額をWebサイト上で指定することで、いつでも送金可能。ゆうちょ振替払込みカード送金では、送金受取人が同じ場合、「ゆうちょ振替払込みカード送金」登録をすると、SBIレミットから、手元にカードを届ける。そのカードを利用して、ゆうちょ銀行のATMおよび窓口で入金手続きをすることで、Webサイト上での手続きなしに送金できる。

コンビニ送金は、2011年1月中旬サービス開始予定となっている。