古き良き昭和の街並みに似合う懐かしの軽トラ、ホンダのT360をタルガがダイキャストモデル化。12種類のバリエーションで『タッカー 昭和おもひで軽トラ 壱』シリーズとして11月より発売する。

郷愁を誘う風景が似合うホンダT360。時代を支えた名車だ

中年以上の御仁なら車名を聞いてピンとこなくとも、ボンネットに映える大きなホンダの頭文字を見れば「ああ、これがそうか」と納得するに違いない。それほどホンダT360は昭和の街中で大活躍していた軽トラだ。発売は1963年。意外と知られていないがホンダ初の四輪車である。その特徴はなんといってもエンジンだ。排気量はわずか354ccながら、当時としてはスポーツカー並みの水冷直列4気筒の高性能DOHCエンジンが使われている。まさにホンダらしい、というかホンダにしかできなかった軽トラックといえよう。

当時、パネルタイプと幌タイプが用意されていたカタログ車

その懐かしの名車を1/52サイズのミニカーに仕上げたのが、この『タッカー 昭和おもひで軽トラ 壱』だ。シャーシはオール金属のこだわり仕様。主に商用車として利用されていた車種だけに、カタログ車のほか、キムラヤパン日通森永牛乳など12種類の楽しいバリエーションが用意されており、それぞれ精密にディティールが再現さてれいる。かつて仕事で乗り回していたなら、懐かしい時が蘇えることだろう。

価格は12個入りボックスが7,182円。ホイールの仕様がハイグレードなものとなり、金属製のケースに入った6個入コレクションが5,950円。

味のある商用車が揃ったラインナップは全部で12種類