"妻"に焦点を当てて、その姿を公表されているデータから読み解く「妻の正体~データ編」。今回のテーマは悩める夫たちの妻へのおねだり術。おこづかい制の夫たちは欲しいものがあるとき妻にどう"おねだり"し、どれくらい成功しているのか? 妻たちはどんな口説き文句に弱いのか?

今回紹介するのは、アジャイルメディア・ネットワーク(AMN)がこのほど行った「お小遣い制に関する夫の意識調査」。9月10日~12日に全国の30代~50代のおこづかい制の既婚男性800人を対象にインターネット調査した。

まず、月々のおこづかいだが、平均は2万7,520円、ボーナス時の増加分は1万8,075円。欲しい商品があるときに妻に相談、説得をする夫は91.6%に上った。説得の目安金額を聞いたところ、多かったのは「1万円以上2万円未満」(32.3%)、「4万円以上6万円未満」(18.8%)、「2万円以上4万円未満」(18.7%)だった。

気になるのは"おねだり"の成功率だが、もっとも多かったのは「7~9割」の42.7%で、次が「4~6割」の26.1%。平均勝率は6.7割だった。勝率が5割以上の夫にその勝因を聞いたところ、1位「商品の必要性を訴える」、2位「家事手伝いをする」、3位(同率)「嫁へもプレゼントなどモノを与える」「ひたすらお願いする」という結果に。一方、勝率が5割未満の夫の敗因は、1位「収入が少ないため」、2位「口で負ける、説得力がない」、3位「価値観が違い、必要性がわかってもらえない」だった。

これまで妻を説得した商品でもっとも多かったのは「パソコン」で、以下「車」、「テレビ」、「デジタルカメラ・デジタル一眼レフカメラ」、「携帯電話」と続いた。妻に内緒でほしいものを購入したことがある、という人も21.1%といたが、その結果「2週間くらい『いってらっしゃい』を言ってくれなかった」(40代)、「小遣いを減らされた」(40代)という事態に陥った例もあった。

「必殺の口説き文句」には、「めったに言わないわがままなんだから聞いてくれ」(30代)、「あれ買ってあげるからこれ欲しい」(30代)、「一緒に使おう」(50代)、「家族みんなで使う必需品だから」(30代)などが挙がった。「いつもありがとうと感謝の言葉を日ごろから言っておくこと」という回答もあった。

ちなみに妻の説得に「エコポイント制」を"利用"したという夫は20.5%。妻の説得が上手そうな芸能人は1位「所ジョージ」、2位「石田純一」、3位「島田紳助」だった。