ウェザーニューズは1日、「夏の振り返り調査」を実施し、その結果を発表した。同調査は9月25~27日の3日間、同社の携帯サイトの利用者を対象に実施し、38,530人(男性38%、女性62%)の有効回答結果をまとめたもの。

今夏、記録的な猛暑が全国各地を襲った中、「あなたは熱中症になりましたか?」と聞いたところ、「なった」と回答した人は8%、「なりそうだった」は35%で、3割以上が熱中症になりそうだったことが分かった。都道府県別では、熱中症になりそうだった人が最も多かったのは香川県で44%。続いて、2位「秋田県」、3位「三重県」「岩手県」と続いた。一方、熱中症になりそうだった人が最も少なかったのは「島根県」と「沖縄県」で28%だった。

また、「今年は蚊に刺されましたか」との質問をしたところ、「昨年より刺されてない」は56%、「見てない」は8%に上り、半数以上の人が「昨年より刺されていない」と感じていることがわかった。同社は「蚊は26~30℃くらいが最も活動が活発になると言われており、今年は猛暑の影響で全国的に蚊の活動が鈍くなったのではないかと考えられます」とする。

一方、「昨年より刺された」との回答で平均の13%より多い都道府県を見てみると、「北海道」(27%)、「岩手県」(19%)、「宮城県」(24%)、「秋田県」(19%)、「山形県」(26%)、「福島県」(20%)、「東京都」(16%)、「神奈川県」(16%)、「新潟県」(16%)、「長野県」(24%)になり、北日本で多い傾向にあるという。「北日本では、8月の平均気温の平年値が約23~24℃のエリアが多いものの、今年の8月は平均気温が約26~27℃になったエリアが多く、蚊が活動しやすい気温になったと考えられます」(同社)。

電気使用量(kWh)について質問すると、昨年に比べて全国的に電気の使用量が15%増加したことが明らかになった。都道府県別に見てみると、昨年よりも20%以上増加した県は、「岩手県」(25%)、「宮城県」(29%)、「山形県」(22%)、「福島県」(21%)、「茨城県」(20%)、「栃木県」(29%)、「埼玉県」(22%)、「東京都」(22%)、「愛知県」(23%)、「京都府」(28%)、「兵庫県」(21%)、「奈良県」(22%)、「鳥取県」(29%)、「広島県」(20%)、「佐賀県」(20%)。秋田県は最も増加率が高く、38%増加した。一方、昨年よりも電気の使用量が少なくなったエリアでは「石川県」(-3%)、「和歌山県」(-7%)、「徳島県」(-3%)という結果になった。