枝久保商店(埼玉・越谷)はこのほど、蒸気機関車の正面をデザインした家具「デゴイチたんす」を発表した。大きさは幅1,200mm×奥行き850mm×高さ1,700mm。木製だが、金属製の機関車の質感を出すため黒塗装の鏡面仕上げとなっている。

オーダー家具卸値センター「デゴイチたんす」

収納部分はボイラー丸扉部、その下の台座部に引き出し、その両側にフラップ扉、、連結器に相当する部分に観音扉収納を用意したとのこと。転倒防止のため台輪は通常のタンスの3倍の大きさになっているという。

ボイラー室や連結器部分も収納部。一緒に映っている広報担当の枝久保氏と比較すると「デゴイチたんす」の大きさがわかる

「鉄道の日にちなみ、戦後の日本経済発展に大きく貢献、社会を元気にした機関車をモデルにした」(同社)。価格は105万円。家庭への納入を考慮して分割できる構造になっており、配送、設置料金として別途68,250円が必要。今のところ納入先は首都圏のみ対応。同社が運営する「オーダー家具卸値センター(土日、祝祭日に一般公開)」で展示、注文を受け付ける。「塗装波、凹凸、木材の逆立ちをなくし、深みある滑らかな鏡面仕上げには幾度の工程と多くの時間が必要」(同社)。製作期間は90~100日とのこと。