東京証券取引所は27日、消費者金融大手の武富士の株式(コード : 8564、市場区分 : 市場第一部)について、監理銘柄(確認中)に指定することにしたと発表した。

監理銘柄(確認中)指定期間は、2010年9月27日から、東証が上場廃止基準に該当するかどうかを認定した日まで。

武富士は27日、会社更生法の申請を準備しているとの一部報道を受け、「事業再構築のため、現在、様々な方策を検討し、実施している」との発表を行っている。

武富士が今後、会社更生法の適用を申請するなどした場合、同社株式は上場廃止となる。東証では、上記の武富士の発表の中にある「様々な方策」との表現が、「今後、会社更生法の適用申請を行うかどうかについて、明確に否定していない」(東証渉外広報部)とし、同法の適用申請などもありうると判断。同社株式が上場廃止となるおそれがあると認め、同社株式を監理銘柄(確認中)に指定した。