25日公開の映画『十三人の刺客』の女子限定試写会が20日、都内で行われ、役所広司、山田孝之が出席した。

役所広司(左)と山田孝之 拡大画像を見る

この日は、就職活動中の女子大生とOL300人を招いた女性限定の試写会を実施。試写会後には刺客13人のリーダー、島田新左衛門を熱演した役所広司、自分の存在意義に悩みながらもサムライとして戦う若者・島田新六郎を演じた山田孝之が出席してトークショーを行った。

役所は「時代劇はヒットするのが難しいですけど、女性が劇場に足を運んで頂ければ男の子も付いて来ます。宣伝部員として頑張って下さい」と挨拶。9月9日に出席したヴェネチア国際映画祭について山田は「スタンディングオベーションもそうですが、上映会が凄かったんですよ。観てる最中に笑ったり拍手があったりと、会場が盛り上がっている様子は、日本にない感じでしたね」と観客の反応に驚いたという。

また、招かれた女性たちの悩みを、役所と山田がアドバイスする相談コーナーも実施。これまで恋愛をしたことが無いという女性に対して「この手は山田くんが上手」と役所に押しつけられた山田は「好きになる人が現れれば、きっと人を好きになるから大丈夫」とアドバイス。次から次へと女性に適切なアドバイスを送る山田に役所は「山田くんがこれほど大人だとは思わなかったよ。たくさんのの女性がいると山田くん燃えますね」と話すと、山田は「ええ。メラメラと燃えてきます(笑)」と応じてファンを沸かせた。

監督の三池崇史、山田の3人で訪れたヴェネチア国際映画祭について「レッドカーペットは居心地が悪いですね。どこに居ていいのかわからない。でも上映会は凄かったですよ」と役所

女性たちの悩みを聞く役所は「僕たちどっちかっていうとハグレ者だから、就職する人に応えられるかどうか……」と言うと、山田も「僕就職したことないですからね……」と弱音も

本作は、暴政の限りを尽くす将軍の弟を討つために送り込まれた13人の刺客が、総勢300人の軍勢と壮絶な闘いを繰り広げる本格時代劇。25日から全国東宝系でロードショー。