文藝春秋は、植物遺伝子情報のバックアップを巡る科学者たちを追った科学ノンフィクション『地球最後の日のための種子』(スーザン・ドウォーキン 著/ 中里京子 訳)を発売した。価格は1,550円。
植物の種子を収集、保存する「種子銀行(ジーン・バンク)」。本書は、地球規模での作物滅亡の被害に備えて、農業復興のカギとなる種子を世界中から収集する国際的ジーン・バンクの設立に尽力した科学者たちのストーリーを描く。施設は「地球最後の日のための貯蔵庫」と呼ばれ、北極圏の永久凍土層地下150メートルに存在する。その建設計画の裏には、遺伝情報の寡占を狙う企業と対立しつつ、植物多様性を守るべく奮闘した科学者たちの姿があった。
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