ひまわり証券の「エコトレFX」の本番取引=リアルマネートレードを、弊誌「マイコミジャーナル」の編集者・ライターが、1カ月限定で体験する「『エコトレFX』本番取引をやってみた」の第4回。"逆張り"にかけていたはずの編集者Aなのだが…。

100種類の売買システムが用意されていて、選ぶだけで、完全な自動売買が行える、ひまわり証券の「エコトレFX」。エコトレFXでは、売買システムと通貨ペアを組み合わせて選ぶのだが、売買システムは、「順張りタイプ」「逆張りタイプ」「短期トレードタイプ」の3タイプある。

それぞれのタイプの簡単な説明をすると、順張りタイプは、その名の通り順張りを基本とするもの。上がり始めたら買って上昇相場に乗る、下がり始めたら売って下降相場に乗るという考え方。短期トレードタイプは、基本的にデイトレード。逆張りタイプは、その名の通り逆張りを基本とするもの。上がったら売って下降相場に転じるのをとらえる、下がったら買って上昇相場に転じるのをとらえるという考え方となっている。

今回「エコトレFX」リアルマネー取引に挑戦することになったのは、マイコミジャーナルの編集者・ライター計3人。そのうちの一人、男性編集者Aは、最初のレポートで、「今回の本番取引を行う期間である6月29日からの約1カ月は、ブレイクアウトして大きく変動することのない保ち合い圏に入っている」と判断し、3タイプのシステムのうち、保ち合い圏に入った時に収益が上がりやすい「逆張り」タイプである「反転スナイパー オージー円D」(時間枠 : 日足)を選んだと書いた。

だが、すでに3週間以上が経過した7月23日の時点で、売買は全く行われなかった。というのも、「反転スナイパー」は、システムの特性として、売買回数が少ないもので、しかも日足だったため、売買が全く出ないという状況となったのだ。

オージー円 日足

また、今回のトレード期間におけるオージー円の値動きを1時間で見てみると、6月度は、7円幅近く上下に動いて収益が出易い値動きとなっていたが、7月度は、6円幅上昇の半値押し後戻しており、利益が出にくい値動きになっている感じがあった。

そんなこんなで、このまま粘って"逆張り"に賭けるか、1度も売買を行わずに終わるのも寂しいし、また、ライターCが順調に利益を伸ばしていてうらやましいし、悩んだ挙句、システムを変えることにした。最終的に、短気の私にふさわしい、「短期トレードタイプ」を選ぶことにし、「2タイムチャンピオン ユーロ円H」(時間枠 : 60分足)を選択した。

「2タイムチャンピオン ユーロ円H」(時間枠 : 60分足)損益グラフ(3カ月)

2タイムチャンピオンは、毎日ある時刻に売りか買いかを判断して仕掛ける。利食い目標、損切りラインに達するか、一定時刻になったら手仕舞う。売り買いは、特定のニつの時点の価格を比較して決定する。

「2タイムチャンピオン ユーロ円H」の開始ボタンをクリックしたのは7月23日20:52。翌未明の7月24日4:16、早くも112円80.7銭でユーロの買いポジションを持った。編集者AがFXでポジションを持ったのは初めて。その後、評価損益で利益を出している時間もあったが、結局、7月26日17:00に112円65銭で売って決済。初めての取引はマイナス1,570円となり、"ほろ苦い"FXデビューを果たした。

リアルマネートレード企画の終了予定日時の7月29日10:00まで、あと64.5時間(26日17:30現在)。この後、どんなドラマが待っているのだろうか。