大阪市都島区にある吉本興業の劇場「京橋花月」が7月1日から公演内容をリニューアルすることになり30日、同劇場で行われた発表会見に坂田利夫、たむらけんじ、ダイアンらが出席。併せて、このほど完成した「京橋花月テーマソング」も初披露され、制作を手掛けた作曲家のキダ・タロー、ET-KINGも会見に駆けつけた。

前列左から、ET-KING・イトキン、坂田利夫、キダ・タロー、ET-KING・TENN 後列左から、ダイアン(西澤・津田)、たむらけんじ、宇都宮まき、なかやまきんに君

これまで「京橋花月」では、漫才、落語、吉本新喜劇を併せた公演を昼夜2回行ってきたが、リニューアル後は内容を細分化して1日5回に。メインをそれぞれベテラン、若手に絞った漫才や落語などの寄席公演を2回行うほか、新喜劇のみの公演、入場料500円で30分の企画ライブを行う「ワンコインライブ」、「M-1」などのお笑いコンテストへの出場を目指す芸人たちが4分間のネタを披露するネタライブ「1H LIVE」とバラエティーに富んだ公演を開催。各公演の入場料、上演時間ともにコンパクト化し、観客が好みのライブを自由に組み合わせてお笑いを楽しめる内容となっている。

リニューアルに際し、坂田は「お客さんに楽しんでもらえるのが僕らの使命。命がけでがんばります!」と強い意気込みを。ダイアン西澤は「出演する芸人さんの幅も広がって、よりたくさんの人に楽しんでもらえると思う」とアピール。吉本新喜劇の人気女優・宇都宮まきは「お客さんに新喜劇を見たいと選んでもらえるようにがんばりたい」と意欲を語った。

そんな中、アメリカ留学から一時帰国中のなかやまきんに君は抱負を聞かれ、「ノーコメントっ!」と絶叫する渾身のボケを見せたものの、集まった記者の反応はイマイチというあいかわらずの"ダダスベり"ぶり。この惨状に「もうええわ」とあきれてみせたたむらも、9年間も新ネタを作っていないことをダイアン津田に突っ込まれ、「とりあえず10年は作りません。京橋花月は変わりますが、たむらけんじは変わりません!」と断言する大ボケ宣言で笑いを誘っていた。

一方、テーマソングは"ナニワのモーツアルト"ことキダが作曲を、大阪を拠点に活動するヒップホップユニットET-KINGが作詞と担当。また、坂田も歌で参加している。キダは「京橋の明るく元気なイメージでとりあえず曲を作りました。あとはET-KINGさんがなんとかしてくれるやろうと思ったので"丸投げ"です(笑)」とコメント。ET-KINGのイトキンは「僕らのパフォーマンスのテーマ"祭り"と"ナニワのモーツアルト"と"アホの坂田"のコラボ。大阪コテコテの、モーツアルトとアホと祭りの歌ですわ(笑)」と楽曲をPRしていた。