これで焼酎嫌いも克服!? すっきり軽めの飲み心地が魅力の米焼酎を見つけた

焼酎ブームは終わった? 継続中?? それとも定番化!?

2002年頃から巻き起こった焼酎ブーム。焼酎バー・居酒屋なるものが続々とオープンし、何十種類という焼酎を揃える店もあった。そしていま。酒類販売(消費)数量のデータを見ると(国税庁調べ)、消費量は右肩上がり。でも頑なに焼酎を拒む人も多く、その理由として「匂いがちょっと……」というのが多く挙げられる。確かに芋焼酎だと特有の香りがする(焼酎好きにとってはそれがたまらないのだが)。しかし焼酎は芋だけではない。例えば米焼酎。高橋酒造の本格米焼酎「白岳 しろ」を飲んでみると、芋のような濃厚さはないが、すっきりとした飲み心地。軽やかさがあるので、合わせる料理を選ばないな、という印象だった。これなら「焼酎が苦手」という人でも飲めるのではないだろうか。

ということでここでは、「白岳 しろ」の紹介をしつつ、ベストペアリングな肴も紹介しよう。

料理の味を引き立てる焼酎

「白岳 しろ」を製造する高橋酒造は熊本・人吉に本社を構える。創業は1900年(明治33年)と歴史があり、米焼酎で有名なメーカーだ。同社の看板商品が今回紹介する「白岳 しろ」。厳選した米とミネラル分をたっぷり含んだ人吉盆地の水で造られる。クセのない軽やかな飲み口であることから、「料理の味を引き立てる」と謳っている。確かに、繊細な味付けの料理でも邪魔をしない味わいだ。

今回は東京・神楽坂にある創作料理が人気の和食店「和食ダイニング 花かぐら」に、「白岳 しろ」にあう肴3品を考案していただいた。1品目は「カツオの柚子胡椒オイル和え 長芋そうめん」。柚子胡椒の辛味が印象的な一品。「ジャガイモのサーモンチーズ揚げ」は、スモークサーモンやチーズ、アボカドをジャガイモで巻いて揚げており、濃厚な味わいだ。最後は「若鶏の味噌粕焼きと春キャベツ」。鶏肉は田舎味噌と酒粕に漬けており、味噌と酒粕のまったりとした風味が特徴である。

上品な味付けのものから濃厚な味わいのものまで揃ったが、「白岳 しろ」と一緒にいただくと、繊細な味の料理には主張しすぎず控えめな存在となり、味のしっかりした料理の場合は軽い飲み心地のおかげで後口もすっきり。同じ焼酎なのに、様々な顔を見せながら、料理を引き立ててくれている。

同店の料理長・相原一臣さんは、「この焼酎は、芋焼酎のようにインパクトはないかもしれませんが、どんな料理とも合いやすい。繊細な味わいのものとも合うので、刺身などとも好相性です」と話す。

なお現在、東京の新宿や渋谷、新橋などを中心とした飲食店約300店でぐるなびと「白岳 しろ」とのキャンペーンを開催中。ベストマッチな料理や「白岳 しろ」を含む焼酎3種の飲み比べセットの販売などを行っている。

居酒屋で、もしくは販売店で。「白岳 しろ」に出会ったら、ぜひ一度飲んでみてほしい。焼酎好きの人は新たな焼酎の魅力を発見し、また苦手な人も克服するいい機会になることだろう。

「カツオの柚子胡椒オイル和え 長芋そうめん」

材料(1人分)
カツオ 35g / 長芋 60g / 塩 適量
A(柚子胡椒 小さじ1.5 / オリーブオイル 大さじ1 / だし 大さじ3 / 薄口醤油 小さじ1)
つくり方
1.長芋は千切りにし、5分ほど塩水につけておく。
2.Aを混ぜ合わせ、サイコロ状に切ったカツオと合わせる。1と共に器に盛って完成。

「ジャガイモのサーモンチーズ揚げ」

材料(1人分)
ジャガイモ 1個 / スモークサーモン 30g / チーズ 30g / アボカド 1/4個 / 天ぷら衣 適量 / 揚げ油 適量 / 塩 適量 / 粒マスタード 適量
つくり方
1.ジャガイモをかつらむきにして茹でる。
2.適当な大きさに切ったスモークサーモンやチーズ、アボカドを1で巻き、天ぷら衣をつけて揚げる。塩や粒マスターでいただく。

「若鶏の味噌粕焼きと春キャベツ」

材料(1人分)
鶏ムネ肉 70g / キャベツ 適量 / ドレッシング 適量
A(田舎味噌 50g / 日本酒 50cc / 酒粕 50g / 味醂 25cc / 濃口醤油 20cc)
つくり方
1.Aを混ぜ合わせ、鶏肉を30分ほど漬けておく。
2.キャベツを茹でてドレッシングで和える。
3.1を焼き、2と共に盛り付ける。