女優の黒木瞳が5月31日、東京・丸の内の丸善でエッセイ『私の場合~ブレない大人への階段~』の発売を記念した記者会見と握手会を行った。

『私の場合』刊行記念記者会見&握手会に出席した黒木瞳

同書は、ファッション誌『Grazia』(講談社刊)で黒木が連載していたエッセイをまとめたもので、「悩んだりくよくよしたり、失敗したことがいっぱいあったと思って、"私の場合は、こういうふうに生きてきた"ということを書いてみようと思いました。思い出すとどうしても泣いてしまって、涙を流しながら書いた回もあります」と、執筆中のエピソードを話し、「誰かの勇気になればいいなと思っています」と思いを語った。

また、現在放送中で、黒木がヒロイン・朋美を演じているドラマ『同窓会 ~ラブ・アゲイン症候群』(テレビ朝日系)についても触れ、「ドラマのように"ラブアゲイン"にならないように、心して(夫に)メールを送るようにしています」と、夫と頻繁にメールや電話でやり取りをしていることを明かした。ドラマのようなラブアゲイン願望は「ありますよ(笑)」とのことで、「青春をもう一度という気持ちで撮影に挑みますので、(役に入っている間は)ご飯が食べられないくらい杉山君(高橋克典が演じている役)のことが頭から離れません」と、女優らしいコメントも。

「仕事が1番、家庭が2番になってしまっていますが、夫も娘も理解してくれています」と幸せそうに語った黒木。「(仕事と家庭の)両立は考えていなくて、やれる時にやれることを、やれるだけやるようにしています」という

なお、『私の場合 ~ブレない大人への階段~』では、「母のこと」や「宝塚のとき」、「私の生きる道」など、17のエッセイを収録。黒木が迷える30代に向けて、自身のたどった道を赤裸々につづっている。

『私の場合』は1,890円。初回配本特別限定版は黒木の女優生活30周年を記念した「30周年ありがとう」特製クリスタルネックレス(SWAROVSKI ELEMENTS使用)付き