「ジャーマン・ソルジャーナイフ」

ビクトリノックス・ジャパンはこのほど、2009年からドイツ軍に供給を開始したマルチツール「ジャーマン・ソルジャーナイフ」を発売した。同商品は300個の数量限定販売で、取扱いは全国の同社直営店および専門店となる。価格は5,985円。

同商品は、マイナスドライバーなど10種類の機能を搭載したマルチツール。今回発売したモデルでは、「ラージブレード」のサムホール(ブレードを開くための穴)を改良し、より簡単に片手でブレードを開くことが可能となっている。また、ブレードの先端から3分の2までを波刃、根元の残りの3分の1をストレート刃とし、1つのブレードを目的に合わせて使い分けることができるという。

さらに、ブレードと7mmのマイナスドライバーには、開くと同時に自動的にツールを固定するライナーロック機構を搭載。ハンドル部中央には、ドイツのシンボルである鷲(アドラー)の紋章を刻印し、軍制式採用モデルであることを証明したとのこと。

搭載ツールは、ラージブレード(ロック付き)、フィリップスドライバー、缶切り、マイナスドライバー(3mm)、マイナスドライバー(7mm、ロック付き)、栓抜き、ワイヤーストリッパー、リーマー(穴あけ)、キーリング、のこぎりの10機能。

同社のマルチツールは高品質で知られ、自国スイス陸軍への供給をはじめ、ドイツ、フランス、オランダ、ノルウェー、ルクセンブルグ軍など欧州各国の標準装備品として制式採用されている。これまでドイツ軍供給モデルは、一般市場向けの販売が認められていなかったが、今回のマイナーチェンジに合わせて初めて一般販売が正式に許諾されたという。