2009年10月よりスタートしたTVアニメ『戦う司書 The Book of Bantorra』もいよいよ最終回を迎える(アニマックスでは4月2日(金)22時00分~)。そこで今回は、最終回アフレコ収録後に語られたメインキャスト陣からのメッセージを紹介しよう。

※TVアニメ『戦う司書 The Book of Bantorra』の最終回の放送日につきまして、当初は「3月26日(金)22時00分~」と記載しておりましたが、正しい放送日は「4月2日(金)22時00分~」です。お詫びの上、訂正申し上げます。

TVアニメ『戦う司書 The Book of Bantorra』がついに最終回を迎える

メインキャスト陣が語る『戦う司書 The Book of Bantorra』

今回メッセージを寄せてくれたのは、ハミュッツ役の朴璐美、マットアラスト役の大川透、ミレポック役の沢城みゆき、ヴォルケン役の中村悠一、エンリケ役の野島裕史の5人。最終回を迎えた率直な感想などを語ってくれている。


――最終回の収録を終えた、今の率直な感想を一言お願いします

朴璐美「ちょっと……あったかくもさみしくなっちゃってます」

大川透「『もう終わってしまった!』というのが正直なところです。毎週の収録が楽しくて、あっという間の半年でした」

沢城みゆき「『この作品にはこのタイトル以外あり得ない!』という、何かうちのめされた読後感でした。……うーん、寂しい」

中村悠一「やっと終わった……そう思いました」

野島裕史「素直に『あぁ終わったんだ……』という気持ちです。内容がとても濃く、重たかったので、良い意味で荷物を下ろしたような気分です」

――作品全体を通して、キャラクターの印象深いエピソードや台詞などがありましたら教えてください

「1話の"ゾクゾクさせてよねー"。私自身、この作品に対してハミュッツと共に思った印象的な台詞です」

大川「久しぶりに、生涯忘れることのできない役に出会ったと思っています。すべてのエピソード、すべての台詞が忘れられません」

沢城「ラストで、ヴォルケンがミレポックの名前を口にするシーンがあるのですが……、『本人に聞かせてあげたい!』と思わずにはいられない素敵なセリフでした」

中村「先ほどの質問からも繋がるのですが、ヴォルケンとしては苦しい展開が待っていました。『知ってるのはそれだけ? そんなことで?』と、彼の価値観を軽く扱われもしましたが、彼にとっては悪に大も小もないのだと思います。そんな中、この最終話でのセリフはとても重たかったです」

野島「ノロティの『この世界は私の世界だから、世界のどこかで誰かが幸せだったら、それ全部私のものなんです』という台詞。この台詞によって死にたがっていたエンリケが、この女の子の世界の住人として生きてみようと思ったエピソードが印象に残ってます」

――骨太で一筋縄ではいかない『戦う司書』という物語ですが、最後に作品の魅力を簡潔に一言でお願いします

「簡潔になんて語れない!! とにかく見て! 読んで!! 感じて!!! ゾクゾクすること間違いなし……」

大川「愛です!! 最初は『何て暴力的な作品なんだ』と思っていましたが、最後にはとても深い愛情が残っていました」

沢城「最高の人生たち」

中村「沢山の伏線と、それに絡むキャラクターたち。でしょうか。魅力は見てくださった皆さんの中にかならず残っていると思います」

野島「この作品を一言でですか!?(笑) 人間一人ずつのそれぞれの世界。その無数の世界が重々しくひしめき合い一つの世界を彩っていく物語………」

――ありがとうございました


ついに最終回を迎えるTVアニメ『戦う司書 The Book of Bantorra』だが、現在Blu-ray&DVDの第一巻が発売中。3月26日には第二巻がリリースされるので、こちらも注目しておきたい。

『戦う司書 The Book of Bantorra』のBlu-ray第一巻(左)と第二巻(右)のジャケットイメージ

◆『戦う司書 The Book of Bantorra』Blu-ray&DVD 第1巻 - 発売中
blu-ray - 2,415円 / GNXA-1201
DVD - 1,890円 / GNBA-1561
◆『戦う司書 The Book of Bantorra』Blu-ray&DVD 第2巻 - 3/26発売
blu-ray - 8,190円 / GNXA-1202
DVD - 7,140円 / GNBA-1562
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