「どう書くか」より「どこに置く」か
――ToDoリストを活用する際に心がけていることはありますか?
ToDoリストをいつも自分の目に留まるところに置いておくことです。実はリストをどう作るかよりも、置き場所をどこにするかのほうが重要なんです。その人のライフスタイルやワークスタイルによって変わってきますので、まずは自分の生活で一番効果的な場所を特定することです。
――小山さんはどのようなスタイルをとっていますか?
僕は常に目に入ってくるようにノートパソコンのパッドの横に大きめの付せんを貼っています。またメーカーと共同開発したHACKS!ノートも持ち歩いています。
――HACKS!ノートはどのようなつくりなのですか?
HACKS!ノートは背表紙を延長した部分が折り返しになっています。延長した部分が「アイデアボード」なのですが、この部分に付せんを貼っておけば、それを広げたときにいつもToDoリストが確認できる構造になっています。
――なるほど。これで常に目に留まるようにしているわけですね
そうです。それに加えて仕事の効率を上げることができます。例えば打ち合わせや会議をするとたくさんのToDoが発生しますが、ノートを閉じたとたんに忘れてしまうものです。そこでまたノートを見返してToDoを拾っていくのは非常に面倒ですし、大事なことを漏らしてしまう恐れもあります。ですからあらかじめHACKS!ノートのボードに付せんを貼ってそのつどToDoを書いていけば、ノートのなかに眠らせたままにしないでおくことができます。