NHK連続テレビ小説『ウェルかめ』(NHK総合ほか)でヒロインを演じている女優・倉科カナが9日、大阪・今宮戎神社で始まった商売繁盛を祈願する祭り「十日戎」の「宝恵駕(ほえかご)行列」に参加した。

大阪の新春の風物詩「十日戎」の宝恵駕行列に参加した倉科カナ

「宝恵駕行列」は江戸時代から続く「十日戎」の恒例行事。福娘や芸妓、芸能人らを乗せた宝恵駕が連なり、「ほ~えかご、ほ~えかご」というにぎやかなかけ声とともにミナミの繁華街を練り歩く。この日、倉科は繭玉などの縁起物で飾ったかごで登場。沿道からはドラマの役名を呼ぶ「波美ちゃん!」という声も。そんな温かいファンの声援に倉科は終始笑顔で応えていた。

縁起のいい宝恵駕に乗った感想を語った倉科は「去年は念願の朝ドラのヒロインになれて本当に幸運だったんですけど、今年は初めて宝恵駕に乗せていただいて、きっといい年になるだろうなと思います。のべ3時間ほど乗っていたんですけど、あっという間。楽しくて時間の感覚がなかった。かごは温かくて寒さも感じなかったですね」と笑顔を見せた。

道中は「もっともっとみなさんにドラマを知っていただきたくて、かごの中から『ウェルかめ~!』って言ってました。もちろん、みなさんにも福が来るといいなという思いも込めて(笑)」としっかりPRもしていたとか

『ウェルかめ』は2月下旬にクランクアップ予定。収録もいよいよラストスパートに入った。倉科は「ロケが多くなってスケジュールも詰まってきてるんですけど、だからこそ楽しみながら撮影したいですね。体調を崩さないように、みなさんと最後まで完走したい。ドラマのオープニングで、汗をかきながら山の一番きつい部分を登っているキャラクターのかめっ太くんと自分をダブらせながら、『がんばって頂上の旗を獲りに行くぞ!』と思ってます!」と意気込んでいた。