12月19日、20日に幕張メッセでは「ジャンプフェスタ2010」が開催された

2009年12月19日と20日、幕張メッセにて開催された「ジャンプフェスタ2010」。その「JUMP STUDIO」にて『増田こうすけ劇場 ギャグマンガ日和』ステージ、そして「ジャンプSQ.ブース」では「『増田こうすけ劇場 ギャグマンガ日和』10周年記念座談会」が行われた。

『ギャグマンガ日和』連載10周年を記念した今回のステージイベントには、2010年1月より放送開始となるTVアニメ『ギャグマンガ日和+(プラス)』より監督の大地丙太郎氏が登場。さらにキャスト陣より、三蔵法師、フィッシュ竹中などを演じるうえだゆうじ、小野妹子、ラヴ江などを演じる名塚佳織、聖徳太子、曽良などを演じる前田剛なども姿を現し、ステージを盛り上げた。なお、名塚佳織と前田剛はそれぞれが演じる小野妹子と聖徳太子にあわせて、赤と青のジャージ姿で登場。名塚佳織は、わざわざ自分でジャージの袖を切ってノースリーブにする力の入れようだった。

(写真左より)大地丙太郎監督、名塚佳織、うえだゆうじ、前田剛

ステージに大地監督とキャスト陣が登場し、トークショー開始というところで、突然ステージにクマ吉が乱入。名塚佳織のパンツの写真を撮るためカメラを手に持つクマ吉だが、アニメ本編と同様、すぐに捕まり、連行されてしまった。「僕は変態じゃないよ! 仮に変態だとしても、変態という名の紳士だよ!」「僕も名塚佳織さんに踊らされた、犠牲者の一人に過ぎないんだよ……」と、前田剛による生アフレコ(?)という豪華な演出つきだ。

クマ吉が突然ステージに!?

名塚佳織に忍び寄る……

出演者に取り押さえられて……

作中同様、警察に連行

突然のハプニングもひと段落し、トークショーがスタート。TVアニメ『ギャグマンガ日和+』の意気込みについて聞かれ、「今回はものすごくパワーアップしています」と語る大地監督。名塚佳織も「うれしくてうれしくて、本当に待ちに待ったという感じです。今日のステージを力に変えて、残りの収録も全力投球で頑張っていきたいと思います」と、満員の観客に感謝しつつ、力強く意気込みを語った

プレスコの様子をステージで再現

収録中のエピソードについて前田剛が、「僕の中では、うえだゆうじさんはターミネーターのような男で、収録中はどんなことがあっても絶対に笑わないんですよ。みんなが笑っていてもうえださんだけはいつも笑わないのに、そのうえださんが今回初めて本番中にふきだしました」と、裏話を暴露。このあたりからも、さらなるパワーアップが伺える。なお、この日初お披露目となった新作のオープニングテーマもうえだゆうじが歌を担当。作詞も引き続き、原作者の増田こうすけ氏となっているが、作曲アイデアを大地監督が担当している点も注目しておきたい。

アフレコならぬプレスコで行われる『ギャグマンガ日和』の収録は、原作のマンガがそのまま台本代わりとして使用されるが、その状況をステージで再現。TV未放送の原作エピソードによるキャスト陣の熱演に、会場からも大きな笑いが起きた。そして、さらにステージではTVアニメ『ギャグマンガ日和+』第一話の先行上映。会場からさらに巻き上がる笑いが、大地監督の「パワーアップしている」という発言を裏付けていた。最後に大地監督も「みんなの笑顔が見られて、すごくうれしくなり、さらにやる気になりました。こういう機会がもっとあるといいですね。みんなの笑顔に勇気をもらいましたので、ますます面白いものを作っていきたいと思います」と語り、最初から最後まで笑いに包まれたおよそ30分のステージを締めくくった。

「モッヂボール」や「直筆サイン」などがプレゼントされた抽選会の様子

「ジャンプSQ.ブース」では「10周年記念座談会」が行われた

TVアニメ『ギャグマンガ日和+』は、CS放送キッズステーションにて1月9日(土)の24時54分より放送開始となるほか、読売テレビ、中京テレビ、tvk、テレ玉などで放送。各局の放送スケジュールの詳細については公式サイトなどをチェックしてほしい。

ステージにて先行上映されたTVアニメ『ギャグマンガ日和+』第一話「ルノワール vs セザンヌ」より

(C)増田こうすけ/集英社・読売テレビ・バンダイビジュアル・キッズステーション