2010年1月31日に開催される『2010大阪国際女子マラソン』の発表会見が14日、大阪市内で行われ、国内招待選手の赤羽有紀子選手(ホクレン)、小崎まり選手(ノーリツ)、木崎良子選手(ダイハツ)が出席。レースにかける意気込みを語った。

左から、木崎良子選手、赤羽有紀子選手、小崎まり選手

来年11月に中国・広州で開幕する『第16回アジア競技大会』の代表選考会を兼ねて行われる今大会。国内からは今年8月の世界陸上ベルリン大会に出場したママさんランナー・赤羽選手、2005年、2007年と2大会連続で世界陸上の女子マラソン代表に選ばれた小崎選手、今回が初マラソンとなる新星・木崎選手ら8名が、海外からは10回目の出場となるシドニー五輪銀メダリストのリディア・シモン選手(ルーマニア)ら6名が招待選手に名を連ねる。

赤羽選手は今年1月の大阪国際女子マラソンで、初マラソンながら準優勝。8月のベルリンでも活躍が期待されたが、結果は31位に終わった。「2010年はマラソンと向き合う年にしたい」と奮起する赤羽選手は「1月の大阪ではいいイメージで走れた。最悪な結果に終わってしまったベルリンでの悪いイメージを自分の中から取り除くために、大阪での出場を決めました」とコメント。「自分から積極的に攻めて行きたい。最後まで気持ちよく走ることが目標」とベルリンのリベンジを誓った。

小崎選手は「自分がこれまでに走ったタイムからいけば、2時間25分ぐらいで走りたい」と今大会の目標を。また、4回目の出場となる"新春のなにわ路"レースの印象を「大阪はコースがフラットと言われていますが、意外とアップダウンがある。毎回しんどくなるポイントが違うので、いつもドキドキしながらレースに臨んでいます。沿道にたくさんのみなさんが出てくれていて、いろんな人が好き勝手な応援をしてくださるので(笑)、それを聞きながら楽しく走れるマラソン」と話していた。

一方、今回がマラソンデビューとなる木崎選手は「マラソンに向けた体作りや練習などすべてにおいて初めての経験。今はすごく緊張していますが、42キロをしっかりと楽しく走り切ることが目標にがんばりたい。高橋(尚子)さんのように笑顔でゴールできたら」と抱負を。学生時代は、大学女子駅伝で3度の区間賞を獲得した屈指のエース。「大学駅伝で御堂筋あたりを走ったときの印象がすごくよかった。そのときのコースをまた走れるのは楽しみ」と本番に意欲を見せていた。

なお、レースの模様は同日の12:00より、関西テレビ・フジテレビ系で生中継される。