家に帰れば当然のように照明とテレビをつけ、シャワーを浴び、PCに向かう。冷たいものは電子レンジですぐに暖め、電気ポットには常にお湯が沸いている……。現代人は多くの家電や便利なグッズに囲まれた快適な暮らしを送っています。当然電気代、水道代、ガス代、その他もろもろ……。お金も多く出て行ってしまいますね。でも、ちょっとしたことの積み重ねで、年間で節約できる金額は膨大なものになります。これからご紹介する、過ごす部屋別の節約テクニックを駆使して、快適な節約生活をスタートさせましょう!

今回はトイレ編です。今日から使える節約術が満載ですよ。

トイレ

88.大レバーと小レバーは使い分ける
実は家庭の中で一番水を使っている場所は「トイレ」です。だからこそトイレの節約は効果大! 「大」レバーは「小」レバーに比べ約2Lも使用水量が多いので、無意識に「大」を使わず、普段は「小」で。必要な時のみ「大」を使うように心がけましょう。
89.節水グッズを使用する
タンクから流れる水の量を少なくすれば、水道代を節約することができます。人気の節約法なので、タンクにペットボトルをいれるなど、実践している方も多いと思いますが、中で倒れて水漏れや不具合の原因になることも。専用の節水グッズを使えば安心です。

トイレ用節水バルブ「ドルフィンセーブ」 /高崎…通常のバルブと交換するだけで、初期水圧(排水能力)を下げる事無く15~40%の大幅節水量をコントロール出来る、5段階調整機能あり。 ※基本TOTO仕様、INAXの場合、別途アダプター1,575円が必要

90.トイレットペーパーはシングルを使う
特に強いこだわりがないなら、トイレットペーパーはシングルにしましょう。単純に考えても2 倍使えます。現在ダブルを愛用していて、物足りない場合はちょっと長めに巻き取ればOK。使っている内にだんだん慣れてきて使用量が減ります。

温水洗浄便座

91.使っていないときはフタをしめる
冬の不快な「ヒンヤリ感」を解消してくれる便利な道具「温水洗浄便座」。手放せない人も多いでしょう。ただ、基本的に一日中電源が入っているので多くの電気を使います。節約のカギは「フタをしめる」事。たったこれだけのことで節約になるのですからぜひ習慣に。
★年間節約額
約770円(フタをしめた場合と開けっぱなしの場合との比較・貯水式)
出典 : 家庭の省エネ大辞典2009年版
92.便座暖房の設定温度はひかえめに
暖房温度が高いとそれだけ電力を使います。設定温度は低めにしましょう。また、必要なのは冬の間だけ。夏は設定温度をOFFにするのを忘れずに。便座カバーを併用して、どうしても我慢できない時期だけ暖めるのも良いですね。
★年間節約額
約580円「便座の設定温度を一段階下げた(中→弱)場合・貯水式。冷房期間は便座暖房OFF」
出典 : 家庭の省エネ大辞典2009年版
93.洗浄水の温度は低めに
便座暖房の温度に加え、洗浄水の温度も調節すれば、さらに節約できます。ぬるめでも十分役割を果たしてくれますので、ぜひ実践を。
★年間節約額
約300円「洗浄水の設定温度を年間一段階下げた(中→弱)場合・貯水式。※暖房期間 : 周囲温度11度 中間期 : 周囲温度18度 冷房期間 : 周囲温度26度」
出典 : 家庭の省エネ大辞典2009年版