家に帰れば当然のように照明とテレビをつけ、シャワーを浴び、PCに向かう。冷たいものは電子レンジですぐに暖め、電気ポットには常にお湯が沸いている……。現代人は多くの家電や便利なグッズに囲まれた快適な暮らしを送っています。当然電気代、水道代、ガス代、その他もろもろ……。お金も多く出て行ってしまいますね。でも、ちょっとしたことの積み重ねで、年間で節約できる金額は膨大なものになります。これからご紹介する、過ごす部屋別の節約テクニックを駆使して、快適な節約生活をスタートさせましょう!

今回は寝室編を一挙にご紹介。今日から使える節約術が満載です。

69.湯たんぽを使う
昔ながらの暖房器具「湯たんぽ」を使えば寝室の暖房費を節約することができます。寝る1時間くらい前に、布団に入れておけば、ほかほかの布団にもぐりこめます。最近とても人気があり、デザインもかわいいものが増えているので、お気に入りを選んでみては。

ポリエチレン湯たんぽ・大2L/良品計画…無着色なのでお湯の量が見えやすい、お湯を注ぎやすく水をきりやすいよう、注ぎ口と持ち手の位置が離れているなど工夫が満載

70.家族一緒に寝る
1人で寝るよりも誰かと寝るほうが暖かいのは当然です。家族で一緒に寝れば暖房要らず。1人で寝ないと疲れが取れない…という人は、別々の布団でも、寝室を同じにすれば1部屋の暖房だけで済むので節約になります。
71.腹巻や靴下を活用する
定番ですが腹巻をしたり、靴下をはいて寝るのもオススメです。布団を一枚増やすと重い、暑すぎる、寝ているうちにはいでしまうという問題がありますが、部分的に温める腹巻や靴下なら快適。ただし、靴下はゆったりめのものを。締め付けると血流が悪くなり、逆に冷えてしまいます。
72.寝具は暖色系にする
冬の寝室のカーテンや寝具は、暖色系にしてみましょう。体感温度がUPします。スイスの色彩学者ヨハネス・イッテンによると、暖色系の部屋は血液の循環を良くし、驚いたことに寒色系の部屋に比べて摂氏3~4度も暖かく感じられたそうです。

73.氷枕を使う
寝苦しい夜でも、氷枕を使えばひんやり気持ちよく、エアコンをつけなくても涼しく寝ることができます。昔ながらの氷枕でもいいですし、保冷剤にタオルをまいてもいいですね。様々なタイプがでていますので、好みのものを見つけてみてください。

アイスノン・ピロー/白元…表面部分がパイルなので使いごこち抜群。洗えるので清潔さも保てます。8時間~10時間ほど効果が持続するので寝ている間中ヒエヒエ

74.Tシャツよりパジャマが涼しい
寝る時にはTシャツを愛用しているという方も多いと思いますが、実はパジャマの方が涼しく寝られます。なぜならTシャツは首が詰まっていて、空気がうまく通り抜けられないから。ゆったりめのパジャマで通気性の良いものを選ぶと気持ちよく寝られます。
75.網戸を活用する
窓を開けて寝ることが可能なら、ぜひ網戸の活用を。風の入り口と出口を作ってあげると、風通しをよくすることができます。家具の配置も重要なポイントです。窓を遮らないよう背の高い家具は置かず、家具の高さは低めに抑えて空間を広くとるとよいでしょう。
76.エアコンを使うなら扇風機との併用を
どうしてもエアコン使いたい場合は扇風機との併用がオススメ。エアコンの吹き出し口をなるべく下に向け、真下に扇風機の首を上に向けて首ふり設定に。これで部屋全体が快適になるので、エアコンの設定温度を1度上げましょう。
★年間節約額
約670円(外気温度31度の時、エアコンの冷房温度を27度から28度にした場合)
出典 : 家庭の省エネ大辞典2009年版