現在テレビ東京ほかにて放送中のTVアニメ『あにゃまる探偵キルミンずぅ』だが、そのオープニングおよびエンディングテーマを歌うNeko Jumpがタイより来日。アフレコスタジオにて、メインキャスト陣との対面をはたした。

12月23日に発売される日本デビューマキシシングルのジャケットイメージ

Neko Jump & メインキャスト陣が語るTVアニメ『あにゃまる探偵キルミンずぅ』

前列、悠木碧(左)と佐藤聡美(右)の間がNeko Jumpのヌーイとジャム

そこで今回は、御子神リコ役の悠木碧と御子神リム役の佐藤聡美、そして御子神ナギサ役の安済知佳といったキャスト陣にNeko Jumpの2人を加えた5人が語った、TVアニメ『あにゃまる探偵キルミンずぅ』および、そのオープニングテーマ「Poo (プー)」、エンディングテーマ「Chuai mad noi (チュアイ マッ ノーイ)」についてのメッセージを紹介しよう。


――まずはNeko Jumpというユニットについて教えてください

ジャム(Neko Jump)「Neko Jumpは双子のユニットなのですが、二人の性格はまったくちがっていて、妹のヌーイのほうが姉の私よりもしっかりしています(笑)。アニメなどの日本文化を取り入れたタイでもちょっと珍しいユニットで、歌詞の中に日本語が入っていたりもします。二人とも日本が大好きです」

――『あにゃまる探偵キルミンずぅ』の主題歌にNeko Jumpの歌が採用されると聞いたときの感想を教えてください

ジャム(Neko Jump)「今まで日本のアニメにタイの歌が使われたことはなかったので、初めて話を聞いたときはすごく緊張しました」

ノーイ(Neko Jump)「そうですね。あと、アニメがとても可愛いものだったので、すごくうれしかったです。初めて観たときは、すごく面白くてずっと笑っていました。私も動物に変身したくなりましたね」

――日本や日本のアニメについての印象はいかがですか?

ジャム(Neko Jump)「日本に来るのは今回で5回目なのですが、これからも、何回でも来たいという気持ちでいっぱいです。お寺がすごくキレイなのが印象的ですね。タイは仏教の国なので、お寺にはすごく興味があります。あと、タイは暑い国なので、日本の気候はちょっと寒いのですが、とても気持ちいいです。日本のアニメはすごく可愛いですし、とてもユニークだと思います。声も可愛いですよね」

――『あにゃまる探偵キルミンずぅ』のように動物に変身できるとしたら、何に変身したいですか?

ジャム(Neko Jump)「金魚になりたいですね。可愛いですし、顔がジャムっぽいので(笑)」

ノーイ(Neko Jump)「私はウサギです。耳も可愛いですし、フカフカしている感じがいいですね」

――それではキャストの方にお伺いします。Neko Jumpのお二人が歌うオープニングとエンディングテーマについての感想を教えてください

悠木碧「知らず知らずのうちに口ずさんじゃいますよね。お風呂に入って髪を洗っているときも、"また歌ってる"みたいな感じで(笑)。すごく可愛いですし、口ずさんでいて、ほかの人に『何の曲?』って聞かれたときに自慢できるぐらい、素敵な曲だと思います」

佐藤聡美「最初に聴いたときは、日本の言葉ではないということに衝撃を受けて、すごく斬新だなって思いました。日本語にはない言葉の響きやメロディーが頭から離れない感じで、番組を観ている子どもたちもきっと口ずさんでくれているのではないかと思います。私たちも収録現場で自然と口ずさんでしまうことがあるので、キルミンを見ている人たちが口ずさんでくれていたら、本当にうれしいですね」

安済知佳「初めて聴いたときは、何と歌っているのか全然わからないのに、本当に楽しげでいい曲だなって思いました。曲を聴くたびにハマッてしまい、口ずさみたいのですが、歌詞がわからなくて鼻歌でしか歌えないんですよ(笑)。それでも口ずさみたくなるような素敵な曲だと思います。いつも頭の中をずっと回っています(笑)」

――本日は第11話のアフレコということですが、ここまでの収録を終えての感想や作品の見どころなどを教えてください

悠木「キャストのみんながどんどん仲良くなり、話のテンポや落としどころなども合わせられるようになってきたので、非常に楽しいですし、現場の雰囲気もとてもいいです。『キルミンずぅ』には楽しめる要素がいっぱい詰まっていると思うのですが、その中でも見どころはやはりテンポの良さと、すごく笑えるところだと思います。キャストとしては、アドリブをかなり自由にやらせてもらえる点がすごく楽しいですね。アドリブを入れることで、よりキャラクターが自分に近くなって、さらにシンクロできるような気がするので、毎週収録現場に来るのが楽しみになっています」

佐藤「回を重ねるごとに、キャラクターの魅力がどんどんと濃くなってきているので、アニメを観ている方にも、それぞれのキャラクターの良いところがどんどん伝わっていると思いますし、ストーリーも子ども向けだからといって決して単純なものではないということを感じていただけているのではないかと思います。私が演じているリムちゃんも、キルミンでウサギになることで、臆病になって、物事に過剰に反応する部分が多くなってきている反面、ひとつの物事に集中するとすごくパワフルな女の子に変身してしまうというような、そういった新しい魅力を、私自身も演じながら発見しています。そのあたりも観ている方に感じていただけらいいなと思っています」

安済「作中のいろいろな人間関係がすごく面白いですね。ケンとリコの喧嘩するほど仲が良いところとか、リムとタマオのメガネ同士の関係とか(笑)。私が演じるナギサも初恋をして、ナギサ自身は初恋と気づいていないのですが(笑)、恋をすることでナギサが少しずつ変わってきているところや、それに対して周りのリコちゃんやリムちゃんが面白がっていじるところなど、そういったドタバタがとても楽しいです。最近では、タイトルどおり、ちょっと探偵らしいこともやりはじめているので、そのあたりも楽しんでいただきたいですね」

――それでは最後にファンの方へのメッセージをお願いします

ジャム (Neko Jump)「今まで日本で、日本人の方と仕事をするということは考えたこともなかったのですが、今こうやって実際に日本人の方と仕事ができていることをうれしく思っています。ファンの方と接するのは、とてもうれしいですし、ドキドキします。ファンの方からはすごく力をもらっていますし、ファンの方がいるからこそ頑張ろうという気持ちになれます」

ノーイ (Neko Jump)「タイで1stアルバムを出した頃から応援してくださっている日本人のファンの方もいらっしゃるのですが、今回日本でもCDをリリースさせていただくといことで、本当にファンになっていただいた方には感謝しています。これからもいろいろな機会があると思いますので、頑張っていきたいですし、また日本に来て仕事をしたいと思っています」

悠木「道で猫が歩いているの見たら微笑ましくなったり、お友だちの家に犬がいたらすごく可愛がりたくなったり、いじめてみたくなったり(笑)、『あにゃまる探偵キルミンずぅ』は動物と触れ合うきっかけになるアニメだと思います。そして、一度観ていただいたらクセになる作品だと思いますので、ぜひ観てください」

佐藤「『あにゃまる探偵キルミンずぅ』は夕方の時間帯だけでなく、深夜の時間帯にも『あにゃまる探偵キルミンずぅ+(プラス)』として放送されているのですが、そちらではオマケの映像なども流れていますので、両方の時間帯で楽しんでいただきたいですね。Neko Jumpさんの主題歌やオマケの映像など、本編以外のところにも楽しめるところがいっぱいありますので、毎話毎話、お気に入りポイントを見つけながら、テレビをご覧になっていただけたらいいなと思います」

安済「とにかく動物がすごく可愛いです。それに、みんなのドタバタも可愛くて、面白くて、本当にいろいろな部分が魅力的なアニメになっています。動物が苦手な人には好きになっていただきたいですし、動物が好きな人はもっともっと魅力を知って、癒されてください。動物以外のキャラクターの人間関係や探偵モノの伏線など、そういったところも楽しんでいただきたいです」

――ありがとうございました



TVアニメ『あにゃまる探偵キルミンずぅ』のオープニングテーマ「Poo」と、エンディングテーマ「Chuai mad noi」を収録した、Neko Jumpの日本でビューマキシシングルは2009年12月23日の発売予定で、価格は1,200円。こちらもしっかりチェックしておきたい。

収録曲 01. Poo (タイ語バージョン)
02. Chuai mad noi (タイ語バージョン)
03. プー ~カニさんの悪夢~ (「Poo」日本語詞バージョン)
04. 朝イチ大パニック! (「Chuai mad noi」日本語詞バージョン)
05. Poo (カラオケ)
06. Chuai mad noi (カラオケ)
Neko Jump
発売予定日 2009年12月23日 品番 KICM-3198
価格 1,200円
発売元/販売元 キングレコード
(C)河森正治/サテライト・JM ANIMATION・ハルフィルムメーカー/あにゃまる探偵社