初のライブステージに挑んだ小見川千明

11月7日、横浜・大倉山にて、大倉山地区連合会および大倉山商店街振興組合が主催する「『大倉山』住居表示完了記念イベント」が開催され、現在放送中のTVアニメ『夏のあらし! ~春夏冬中~』にて上賀茂潤役を演じる小見川千明が、ライブステージのゲストとして登場した。

『夏のあらし!』のヒロイン・あらしが大倉山の女学校出身であるなど、作中の舞台としても「大倉山」が登場することから実現した今回のコラボレーション。『夏のあらし!』のキャラクターソングが流されるなど、大倉山の街はまさに『夏のあらし!』一色といった感じで、大倉山振興会館ヨコに設営された「夏のあらし!」ブースでは、喫茶店「方舟」にちなんで、「夏のあらし!」オリジナル紙コップでのコーヒーや、数量限定にて原作者・小林尽氏による描き下ろしコースターなどがプレゼントされた。

大倉山が『夏のあらし!』に染まる

地元の御菓子司「わかば」では「夏のあらし!」サブレを販売

「夏のあらし!」ブースでは原作コミックやCD、DVDなどが販売された

喫茶店「方舟」にちなんで、給仕服&メイド服姿で、コーヒーのサービスやコースターの配布などが行われた

「夏のあらし!」オリジナル紙コップで来場者にコーヒーをサービス

横浜建設業協会のキャラクターであるアシカの「横浜ケンジロー」も登場

『夏のあらし!』の原作者である小林尽氏直筆のイラストも展示された


小見川千明がライブステージに登場

小見川千明が登場したのは、歓成院(アソカ幼稚園)駐車場にて行われた特設ライブステージ。今回のイベント出演の話を聞いたとき、「本当に私でいいのかなって耳を疑いました(笑)」という小見川だが、「観に来てくださる皆さんが『夏のあらし!』に興味を持っていただけるように頑張りたいです」とライブにかける意気込みを熱く語る。また、大倉山という土地については、「とても感慨深いですね。ここを一たちが歩いたのかなって思うと、すごく親近感がわきます」と語り、より『夏のあらし!』の世界観を身近に感じることができたとの感想を述べた。

ステージに登場した小見川千明(右)

『夏のあらし!』のキャラクターソングは、1970~80年台のヒット曲のカバーが中心となるが、今週11日に20歳の誕生日を迎える小見川にとっては馴染みの薄い曲が多い。「最初は、沢田研二さんとジュリーが同じ人だとは思わなかったです(笑)」とのことだが、しっかりと原曲を聴きこみ、そのうえで「原曲のいいところを取り入れつつも、マネになってしまわないよう、潤らしさが出せるように工夫しています。遊びの要素なども交えて、渋くキマリ過ぎないように、13歳らしいカッコよさを出したい」と、小見川ならではのこだわりをみせる。

ライブ前には、「これから自分ひとりで3曲も歌うのかと思うと胃が痛いです」とちょっと不安な表情を覗かせながらも、「『夏のあらし!』に出演しているキャストの皆さんの思いを背負って今日は大倉山に来ましたので、皆さんの分まで『夏のあらし!』の魅力を伝えたいです」と力強く宣言して、ステージへと向かった。

会場となった歓成院(アソカ幼稚園)駐車場にはたくさんの観客が集まった

ステージでは、会場に集まったたくさんのファンからの歓声を受けながら、まずは上賀茂潤のキャラクターになりきり、「今日は『夏のあらし!』の舞台、大倉山にこれてとてもうれしいです。最後まで観ていってくださいね」と挨拶。「恋のダイヤル6700」「ギザギザハートの子守唄」「勝手にしやがれ」の3曲を披露し、「みんな、気をつけて帰れよな」と最後も潤の声で小見川自身初となるライブステージを締めくくった。

ステージでは上賀茂潤になりきっての挨拶などで観客を沸かせる

ライブ終了後、「緊張しました~」と安堵の表情を浮かべる小見川だが、「皆さんが本当に温かくて、とても楽しかったです。たくさんの方に来ていただき、本当にありがとうございました。これからも『夏のあらし!』をよろしくお願いします」と、観客への感謝の言葉とともに大倉山を後にした。

大きな歓声を受けながら、3曲を熱唱



TVアニメ『夏のあらし! ~春夏冬中~』は、テレビ東京ほかにて現在放送中。なお、第一期シリーズのDVDが現在発売中で、第二期シリーズも12月23日よりリリース開始となる予定なので、こちらも注目しておきたい。