10月25日、東京の水道橋にある東京アニメーター学院にて、2010年放映開始予定のアニメ『バカとテストと召喚獣』のイベント「文月学園オンライン リアル実力テストイベント in東京」が開催された。

『バカとテストと召喚獣』は、文月学園高等部の最低Fクラスに属する主人公・吉井明久らが、上位クラスを目指しての実力テストや召喚獣バトルが繰り広げられる、ドタバタ学園コメディ。「リアル実力テストイベント」と銘打たれた今回のイベントでは、本作で重要な要素となる「実力テスト」を実際にイベントで開催してしまうという、前代未聞の内容なのだ。11月7日に名古屋、8日には大阪でも開催される本イベントだが、東京会場のテスト終了後には、吉井明久役の下野紘、姫路瑞希役の原田ひとみが登場。トークを行いつつ、テストの答え合わせが行われた。

東京会場でゲストとなった吉井明久役の下野紘(左)と、姫路瑞希役の原田ひとみ(右)。下野は、答え合わせの前にファンが問題用紙を取り出す様子に「イベントでこんな会場の絵はないですよ(笑)」

答え合わせで正解と同時に紹介されるのは、珍解答の数々! 「非の打ち所がない」の「非」を漢字で書いて例文を作る問題で、「下野紘さんは非の打ち所がない」という解答が紹介されると、下野は思わず苦笑い。斬新なネタ解答の数々に、会場からは笑いが絶えなかった。そして答え合わせの最後には、下野と原田が自分の得点を発表。原田が87点と明かせば、下野は「僕も結構いい点数取れましたよ。45点(笑)」と正直に告白。最後にしっかりとオチをつけた。また参加者のなかで最高得点の90点を取った3人には、下野と原田のサイン入り答案用紙が贈られた。

トーク前に行われたテストの模様は、まさに本当のテストそのもの。もちろんカンニングなど不正行為は御法度! 30分の制限時間内で、国語、数学、理科、社会、英語、保健体育の6科目から、中学~高校生レベルの問題が出題された

答え合わせでは、数学の問題を原田が黒板を使ってわかりやすく説明。その姿に下野は思わず「教育実習生みたい(笑)」

答え合わせのあとは下野と原田が、始まったばかりのアフレコ収録での感想を披露。下野が「ドラマCDからテレビに移り、明久のバカさ加減が緩くなるかと思ったら、全然そんなことなかったですね(笑)」とコメントすると、原田は「瑞希は明久に対して、なにかとお仕置きしているので、下野さんがどんな返しをてくれるのか、毎回楽しみです」と下野との掛け合いの楽しさを語った。

多くの珍解答が紹介されるなか、マルコ・ポーロを説明する問題では、下野が自らのネタ解答を紹介。RPG風に書かれたマルコさんが黄金の国の王を目指すという紹介文は解答用紙の裏にまで続くほど。ネタに力を注ぎすぎです……

鎌倉時代の問題が出された社会の答え合わせ中に、SRPG『信長の野望』が好きという意外な一面を明かした原田。「歴史物では最近は美形キャラが登場する作品が流行っていますが、私は汗臭いほうから入りました(笑)」

イベントの最後には、新たなイベントを12月に開催することを初発表。詳細な情報は公式サイトにて近日公開予定となるので、チェックしてほしい。またこの日のイベントの下野と原田の感想などは、2人がパーソナリティーを務める11月より配信開始のWEBラジオ「バカとテストと放送局!(仮)」でも語られる予定。ぜひ放映開始より一足お先に、イベントにWEBラジオにと、盛り上がってほしい。

イベントにwebラジオにと放映開始に向けて、大きく動き出した『バカとテストと召喚獣』。テレビ東京ほかにて2010年放映開始予定

(C)2010 Kenji Inoue/PUBLISHED BY ENTERBRAIN, INC./バカとテストと召喚獣製作委員会