第22回東京国際映画祭の特別招待作品『サイドウェイズ』が22日、東京・六本木で上映され、主演の小日向文世と菊地凛子が舞台挨拶を行った。

『サイドウェイズ』の舞台挨拶に出席した小日向文世(左)と菊地凛子

31日の劇場公開に先駆け、第22回東京国際映画祭の特別招待作品として上映された『サイドウェイズ』。米国のアカデミー賞などを受賞したハリウッド映画『サイドウェイ』の日本版である本作品は、ワインを通じて大人の青春を描く。小日向文世と菊地凛子のほか、生瀬勝久や鈴木京香といった日本を代表する演技派が出演して話題を集めている。ダメ中年のシナリオライター道雄(小日向)は、親友・大介(生瀬)の結婚式のため渡米。大介の願いで1週間、ドライブ旅行に出掛けて珍道中を繰り広げる……。監督はチェリン・グラック。

道雄と大介のドライブ旅行中、偶然出会った道雄のかつての教え子である麻有子(鈴木京香)の友人、ミナを演じた菊地。「自分が関わった作品で東京映画祭に出るのは初めて。グリーンカーペットとか歩いて大きい映画祭なんだな~と実感しました」と語り、「オリジナルは全然意識しませんでした(笑)。現場は凄く楽しかったし、のびのびとやらせて頂きましたよ」と撮影エピソードを披露していた。

「現場では真面目なんですけど、現場を離れると監督は本当にいい加減な人。そんな監督に『凛子はいい加減!』って言われ、私はどれだけいい加減なのかと思いました」と語り会場を沸かせた菊地

小日向は「ちょうど1年前の今ごろは、アメリカのナパで撮影中でした。とにかく日本に帰りたくてしょうがなかったです(笑)。ここだけの話ですけど、オリジナル版より面白くできたと思いますよ」と自信を見せる

『サイドウェイズ』は10月31日より全国ロードショー。