京成電鉄はこのほど、3300形電車4両1編成を16年ぶりに「ファイアーオレンジ色」に戻して運行を始めた。同塗装は車両全体をファイアーオレンジ色、帯部分にモーンアイボリー色を配した。1980年から1993年まで使われており、鉄道ファンに人気だったという。

16年ぶりの復活「ファイヤーオレンジ塗装車」(写真は現役時代の姿)

同社が「京成電鉄創立100周年記念列車」として3編成の復活塗装車を運行する企画のひとつで、既に「青電」「赤電」が登場している。「青電」はダークグリーンとライトグリーンの2色の塗装を施した車両の愛称で、導入時期は不明という。長きにわたって京成電車の多くの車両に導入され、1980年にファイアーオレンジ色に統一されたとのこと。

「赤電」は車体の上半分をモーンアイボリー色、下半分をファイアーオレンジ色とし、帯にはステンレスの枠内にミスティラベンダ色を配した車両。こちらも1980年代まで京成電鉄の顔として、主に都営浅草線乗り入れ用車両に施されたという。

6月に登場した「青電塗装車」

8月に登場した「赤電塗装車」

なお、「ファイアーオレンジ色」「青電塗装」「赤電塗装」はそれぞれ通常の運行ダイヤに組み込まれて使用されるという。運行区間は京成線全線(京成成田駅~成田空港駅間を除く)。また、都営浅草線・北総線には乗り入れないとのこと。運行終了時期は未定。