最大で4,000円余りの節約効果が期待できる、全国無料宅配クリーニングサービス「せんたく便」。でも、実際どれぐらいお得なの? 洗濯物を宅配するって心配いらない? そんな不安を抱く読者の方もいるかもしれない。そこで今回、マイコミジャーナル編集部では「せんたく便」を実際に利用し、その使い勝手を徹底チェックしてみることにした。

体験してみたのは、マイコミジャーナル編集部の担当N。「30代独身男性の代表として頑張りたい」と息巻くNの悩みは、洗濯物を取りに行く時間がないということ。「週末も予定がびっしりで荷物を何カ月も取りに行けないこともある」という。そうしてため込んだ洗濯物を一気に持っていくので、もって行くのも一苦労だ。今回利用してみるにあたり、Nは「ネットで注文して、洗濯物を取りに来てくれれば時間の節約にもなる。働くビジネスマンにとっては非常に便利なサービスですね!!」と意気込みは十分だ。

まずは「せんたく便」のサイトから、名前や連絡先など必要事項を記入した上で、「せんたく便10パック」(5,092円※)を注文した。「せんたく便10パック」は1回に付き衣類10点まで入れられるという。集荷は即日可能だが、会社が休みの週末に取りにきてもらえるよう指定することにした。

※北海道・沖縄・離島はプラス1,000円。

何を集荷してもらうのか、悩むところだが少しでもお得に利用したいので、スーツ上下5着で10点を送ることに。せんたく便のサービスを提供する「ヨシハラクリーニング」に聞いたところ、通常のクリーニングの場合と比較しておよそ1,400円もお得になった(ヨシハラクリーニングの場合、ズボン550円、上着750円)。これは、集荷が待ち遠しい。

スーツ上下5着をお願いすることに

きちんとたたんで準備は万全

クロネコヤマトの担当ドライバーがやってきた

週末、クロネコヤマトの担当ドライバーが自宅にやってきた。クロネコボックス10(縦27×横38×高さ29cm)を渡され、事前に用意していた衣類を10点詰め込めば完了となる。スーツ5着をお願いしようと思っていたが、急に普段着のズボンも1点送りたいと思い立ち、ドライバーの方に聞くと「大丈夫ですよ」と笑顔。10点を超えた場合は、1点に付き超過料金525円がかかるが、それでも十分にお得だ。

集荷された洗濯物は、せんたく便専用バッグなどとともに指定日・指定時間に届けられる。かかる日数は5日程度で、1週間以内というのも嬉しいところだ。今回は次の週末に届くように7日で指定した。「近所のクリーニング店は早く閉まってしまうので、平日は、お店に行く時間がなかなか取れない。だから指定の時間に玄関まで取りに来てくれるのはありがたい。週末に出して翌週末に届いたので、あっという間だと感じました」(N談)。

実際に届いた洗濯物を見てみると、「一枚一枚小分けにされてました。それと……一緒に送っていたハンガーや、ポケットに入れっぱなしになっていた小銭まで。整頓されていて気持ちがよかった。顔が見えないけど、洋服を丁寧にあつかってくれたんだろうな、と安心しました」と満足げ。地元のクリーニングと変わらない仕上がりで「これをクリーニング店に持っていって、取りに行く手間を考えたらと思うと……次回も是非使いたいです」と話していた。ただ、「折り畳まれた状態で滋賀から東京までの遠距離を送られてくるので、一箇所だけシワができていました。霧吹きをかけてから一晩吊るしておいたら、翌朝には跡形もなくキレイになっていましたけど」と気になったところも。ヨシハラクリーニングの吉原社長に話を聞くと「梱包直前でたたみますので、折れシワができるのは配送時のみです。ハンガーで一晩吊れば基本的には元に戻りますが、もしそれでも直らなかったり、気になってしまう方は次回利用時にご送付いただいております。もちろん料金は発生いたしません」と説明する。

届けられた洗濯物。気になる仕上がりは……

一枚ずつ袋で小分けされていて、丁寧さが窺える

一緒に送ったハンガーまで!!

スーツの仕上がり、ビフォアアフター。地元のクリーニング店と変わらない仕上がりに感動です

2回目以降はせんたく便専用バッグ(縦46×横37×高さ20cm)に衣類を詰めればOK。リピーターなら315円引の4,777円で利用できる。最後にNは「段ボール箱に詰めて送るだけなので、僕みたいなガサツな男子は是非利用してほしいな」と話していた。この機会に、せんたく便を利用してみてはいかがだろうか。